【感想・ネタバレ】柴錬水滸伝 われら梁山泊の好漢(一)のレビュー

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Posted by ブクログ 2012年12月03日

全4巻。
柴錬版水滸伝。

水滸伝は、
この柴錬版の後書きにも出てきた、
駒田信二訳のスタンダード水滸伝と、
ほぼオリジナルストーリーな北方水滸伝、
2作しか読んだことない。
今作は、スタンダードをちょっと加工して
読みやすくした感じ。



前半部分はキャラの列伝が、
うまいこと続いていく構成。
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で、
どうやらこれだといつまでも話が進まんってことで、
後半は構造を変えて一気にクライマックスへ。

が、
水滸伝でとしては途中で終わる。
「本当の戦いはこれからだ」みたいな感じで。

でも、
あんま違和感なく、
いいとこで終わった感がする。

ただ、
まだ全員が梁山泊に集結してなくて、
人気キャラの出番がやや少なかったりする。
ちょっとさみしい。

逆に、
宗江の凄さ意味不明ってのは
際立って感じる。



というか。
そもそも水滸伝そのものが
ムチャクチャな話な訳で。

正直、現代日本人の判断基準で見ると
当時の中国がとてつもなく異常に見える。
ああ、現代の中国につながってるなあって
妙に納得する部分もある。
三国志と違って庶民目線だから
なおのことひどいのかも。

やっぱ個人的にはあんま好きくない。
水滸伝。

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