【感想・ネタバレ】パンドラの恋愛能力共通一次テストのレビュー

あらすじ

銀座高校学年末試験の終了ベルが鳴る。その瞬間、おれは誓った。早急に恋人をつくるべし! が、どうやって? まず、積極的に女に近づくことだ。だが、その思いが強すぎたあまり、女がからむ不可思議なる事件の渦へと引きずりこまれた…。さあ、きみもいっしょに学力・恋愛能力・探偵能力の三重テストに挑戦しよう。きみは合格できるか? 連作青春ミステリー。

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Posted by ブクログ

ライトノベル感のあるボヤキ系青春ミステリー連作短編集。「長門有希の100冊」に入っていたから買ったような気がしていたのに、調べたら入ってない。どこで見たんだ?

共通一次試験の時代の話なのに、西尾維新や谷川流のキャラクタみたいに小難しい言葉や雑学知識を詳らかに交えながらぼやく主人公が出てくる。そのギャップが少し面白い。

内容は至って阿呆で、「共通一次に向けて勉強している場合か。我々はこのままでは恋愛共通一次で足切りされてしまうぞ」とモテナイ男子高校生数名が一念発起色々やるうちに、いくつかの事件に巻き込まれたり絡んだりのっかったりする、という感じ。

読みやすいし、ミステリとしてもしっかりしていて、古臭さを感じない不思議な小説だった。30年以上前の小説とは思えない。

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2015年09月17日

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