【感想・ネタバレ】ギラギラ幸福論 白の章のレビュー

あらすじ

俺以外のヤツには見えていない世界が俺には見えている―。
レジェンドって言われるぐらいなら、現在進行形の闘いの中で、駒のひとつでもかまわないよ。そのかわり俺は動き続けるし、自分の中の最高を更新し続ける。
俺はどこに行こうと、そこで大暴れして、終わったらみんなで大酒食らって、ワハハハと笑えればいい。大義名分も理屈もない。あるのは俺の嗅覚だけだから。
なぜトップがド新人と・・・アントニオ猪木vs鈴木実/この年齢とコンディションで第一線でやっているヤツいる?/30周年の場で対戦相手がオカダ・カズチカである意味/根性決めて闘うときの武装 タオルと白コスチュームの歴史/アメリカが日本に攻めてきた 開戦!プロレス・スターウォーズ/極秘裏に進めていた新日本再襲来の計画/メインストーリーで闘う身体を作る精神のあり方/「暴れてやる」言うは易いが暴れるための力はあるか?……ほか

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Posted by ブクログ

会場に彼のテーマ曲が鳴り響く。

観客は手拍子と大歓声で彼を迎え入れる。

タオルを頭からかぶり、コスチュームのみで入場する彼がロープをまたぐとき、観客は大合唱する。

「風になれ!」と。

新日本プロレスの会場だけではない。メジャーからインディーまで。そして海外マットでもその光景は変わらない。

「俺は諦めるのをやめた」

51歳の彼はレジェンドと呼ばれることを嫌い、プロレスの現在の主役の一人として闘い続ける。


「師弟関係というのは、弟子の方が先生を作るんだ」

「出会いこそがすべてだった」

アントニオ猪木。
カール・ゴッチ。
藤原喜明。
前田日明。
天龍源一郎。
アブドーラ・ザ・ブッチャー。

そして、オカダ・カズチカ。


「現役でいるかぎり、過去じゃなくて、いまが大事なんだから。だから俺は『これまでで一番よかった試合は?』って言われても『知らねぇよ、そんなもん。忘れたよ』って言っちゃう。『俺は昔ヤンチャしててえさ』っていまだに言ってくるオッサンがいるけど、そんな話、誰も興味ないんだよ」

自身の経験をすべて活かし、それに安住せず、さらに上を目指す姿勢に感銘。

読めば闘う勇気が湧いてくる。

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2020年02月22日

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