【感想・ネタバレ】サマワの悪魔~県警対自衛隊2~のレビュー

あらすじ

防衛省からの事情聴取を受けに上京していた刑事・溝口の携帯に女からSOSが。彼女は、一等海尉の夫を「謀殺」され行方不明になっていた謎の未亡人。駆けつけた溝口を待っていたのは胸を切り開かれて死亡している彼女と、もう一人の男の死体! 男は自衛官だった。現場に残された謎の血文字と、男の経歴から浮かび上がってきたのは!? サスペンス×エロスの傑作第2弾。

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Posted by ブクログ

県警対自衛隊の第二部。

真面目で固い刑事の溝口を主人公に、プロローグからハードな描写が連続する。珍しくエロチックな描写は少なく、サイコサスペンスとオカルトをベースに警察と自衛隊が得体の知れない悪に立ち向かうハードアクション小説という趣の作品に仕上がっている。

防衛省による事情聴取を受けるため、S県から上京し、ホテルに投宿していた溝口の携帯に、かつて愛した女性から助けを求める電話が入る。溝口が駆けつけた現場で発見した男女の猟奇殺人死体、謎の血文字…

自衛隊による国際貢献、オスプレイ、原発などの世相を反映した快作。かつて、扶桑社ミステリーから出版されたデヴィッド・ウィルツの『発動!N.Y.破壊指令』を思い出した。

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2016年10月22日

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