【感想・ネタバレ】川島芳子は男になりたい(2)のレビュー

あらすじ

時は1924年、大正末期――。
川島芳子ーー滅びtた清朝のお姫様にして、日本の大物の娘。
そんな彼女の夢は「男になりたい」!

「男」になる術を身につけ、見事 清の廃帝・溥儀を救出した芳子。
次なる彼女のミッションは、財閥令嬢の身辺警護!
しかしこの令嬢、優雅で才女、そしてーーとんでもないじゃじゃ馬だった!?

艶やかな女性美を描き続けてきた著者の新たなる挑戦!!
『乱飛乱外』『聖骸の魔女』の田中ほさな、最新作!!

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大正末期、舞台はどんな狂った夢でも叶うと言われている魔都・上海。
そこを訪れた、川島芳子の夢は、男になって国家の大業を担うような冒険をすること!!

産みの親と育ての親、二人の父から男の生き様を教わった川島芳子。
彼女は、父が誇れる自分になるには女ではダメだと思い至り、男になるべく上海の怪し気なサスーン商會を訪れます。
そこで「他の誰かの“夢”をかなえる」という仕事をこなす条件で男になる秘儀を受けるのです。

しかし、秘儀を受け男になったはずが、依然として女の姿のまま…。
そんな彼女に与えられた仕事。それは田中隆吉と共に紫禁城に軟禁状態の廃帝 溥儀を助け出すことでした。
救出作戦の中で窮地に陥った彼女でしたが、あるキッカケにより男に変身し…!?

本当に「一時的に男になる力」を得た川島芳子ですが、その方法がなんとも吃驚で…。
『聖骸の魔女』で魔女の変身を描いた田中ほさな先生。
今作でもトリッキーな変身を描いております!!
どういう方法で変身するかは、ぜひ読んで確認してください。

清の粛親王・愛新覚羅善耆と満蒙独立運動の先駆者・川島浪速など、実在の人物名が出てくるので歴史好きはワクワクしっぱなしです!!
(ただし史実に基づいた物語ではなく、実在の人物名が出てくる冒険活劇です!)

物語のテンポがよく、登場するキャラクターはどれも個性が強く魅力的です。
天真爛漫な川島芳子が女でありながら男たちに向かっていく姿も可愛らしいですし、男になると一転し逞しく無敵モードになる爽快感はクセになります!!

男と女、ふたつの夢を追うことになった川島芳子が最後に選ぶのはどちらなのか…
今後の展開から目が離せません!!

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Posted by ブクログ

日中戦争を舞台に性的に興奮すると男性に性転換するという能力を持った川島芳子が主人公のスパイ・アクション物。2巻になって敵の存在が明示され、高飛車お嬢様キャラが追加されたりと漫画として随分面白くなった。

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2020年07月20日

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