あらすじ
史実の裏にはいつも「信仰の力」がうごめいている。宗教の問題を真正面からとらえ直すことで、通説をくつがえす新たな人物像や意外な側面が見えてくる。現役カリスマ教師が教える教養としての日本史講座。
こんな疑問にお答えします。
▶巨大古墳はなぜつくられたか
▶日本に仏教が伝来したのはいつか
▶聖徳太子はなぜ今も崇められるのか
▶古代に遷都が繰り返された理由
▶奈良の大仏はなぜつくられたか
▶道鏡事件の実像とは?
▶鎌倉時代に新しい仏教の宗派がいくつも生まれたのはなぜか
▶一向一揆は日本の十字軍?
▶織田信長は宗教嫌いではなかった!?
▶秀吉や家康がキリシタンを禁じた理由
▶将軍綱吉の政治は悪政だったか
▶クリスマスの1週間後に初詣をする日本人は「節操がない」か
……など、宗教をキーワードにすえることで、日本史はぐっと深く面白くなる。
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Posted by ブクログ
日本人の「心」を支える多層的な精神文化を読み解く視点を得るための本。
中高生に社会科を教えてきた著者の助けで、「日本文化」の流れや、各時代の担い手のあり様をおさらいできる。
世の中が複雑になりすぎたが故、“弱く迷える”を実感しやすい現代。救われるための“藁”は、論理と感情そして「できないこと」が交わっているモノやコトにあるのかもしれない。この本を読んで、そんなことを感じた。