【感想・ネタバレ】安藤忠雄 建築を生きるのレビュー

あらすじ

「いまや何百という単位で世界中に建築作品がつくられ、直島やヴェネチアなどで作品めぐりができるスケールにまで広がって、〈安藤忠雄〉なるものは世界的な出来事として理解されている。アンドー・ウォール、アンドー・キューブといった語も昨今の建築語彙として定着しつつあるようだ。日本以上に海外ではひとりの建築家の枠をこえ、ひとつの文化現象として理解されはじめている。しかし安藤忠雄をほんとうに理解するためには、その人に刷りこまれた信条や生き方、美学や土地に対する見方を十分に知らなければならない。メディアの上で生産され消費されている建築家像とは異なったレベルで安藤忠雄の実像に迫りたい。これが本書を執筆する動機であり、そのために各地をまわり、建築家本人からも詳しい話をうかがった」生い立ちから現在までを同時代的背景とともにたどりつつ、住宅、商業施設、教会・寺院、学校・図書館、ミュージアム・劇場ほか種々の建築作品と環境・文化プロジェクトを精緻に読みとく。世界の「アンドー」の全体像に迫る建築史家渾身の書き下ろし。本格評伝にして作品論の決定版。

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Posted by ブクログ

安藤忠雄をずっと追いかけている。
闘う建築家と言われつつ、防御が最も重要と考えている事が、本書で最も印象に残る。
2000年のGW、直島で南寺に衝撃を受け、その翌日に茶屋町で白のスーツに身を包んで歩く安藤忠雄と出会って再度の衝撃を受けた事を、いつも思い出さずにはいられない。

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2020年06月06日

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