【感想・ネタバレ】蔦燃のレビュー

あらすじ

真砂子の前に、突然現れた、夫・光司の異母弟・末次郎。垣根に絡みつく蔦のように、友江の家にひび割れを作ろうとしているのか、復讐から始まった出会いは、白く透けるような肌を持つ真砂子をエロスに浸し、魔女のように変えていく。会わずにいられなくなった二人は……。鳥清恋愛文学賞に輝いた大人の名作長編。性愛が人の心を変える男女の物語。

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Posted by ブクログ

真砂子の前に夫の異母弟、末次郎が現れ、愛に溺れるお話。
父の本棚にあり、タイトルに惹かれ、読んでみることに。

エロティックでありながら、美しさも感じるお話でした。

髙樹のぶ子さんの綴られる文章はやはり高貴で美しいなと感じました。
随分前に「光抱く友よ」を読んだ時もすごく美しい文章を綴られる方だなという印象を受けた記憶があります。
例えるなら、絹のような感じでしょうか。

他の作品も読んでみたくなりました。

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2025年06月07日

Posted by ブクログ

友江真砂子と夫の異母兄弟の末次郎との不倫が話しの中心。
末次郎が友江家に復習するために真砂子に近づく。しかし、2人は本当に愛しあってしまう。
真砂子の乗った末次郎の運転する車が、崖から転落し、末次郎が全ての罪をかぶる。末次郎のために自分を守れと言って。
末次郎と母の異様な関係。屈曲した末次郎の性格。これらのものを変えたのも恋愛で、真砂子も変えてしまった。そういう力を感じる。

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2009年10月04日

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