【感想・ネタバレ】赤猫~刑事・片倉康孝 只見線殺人事件~のレビュー

あらすじ

20年前、東京都練馬区で起きた放火殺人事件の現場から姿を消した謎の女、鮎子(あゆこ)。定年間近の刑事・片倉康孝(かたくらやすたか)は、女の足取りを辿るため、秘境のローカル線「只見(ただみ)線」に乗った。旅先の魚沼(うおぬま)で、40年前にも鮎子という女が火事で死んでいたことを突き止める。時空を超えて重なる「火事」と「鮎子」――二つの事件は、繋がっているのか。迷宮入り事件の真相を追う、傑作警察小説。

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Posted by ブクログ

冒頭、何やら不気味な童謡を歌って火をつける女。
とても深い恨みや憎しみがあったのかなと。

今回は20年前の放火事件を掘り起こす片倉刑事。捜査の過程はおもしろく、知らなかった戦後のインフラ工事の話や、旅情感あふれる鉄道の旅など、サスペンスドラマの様な読みやすさ。

犯人の心情はほとんどなく、あっさりと解決して終わった。少し物足りなさを感じた。

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2024年11月12日

Posted by ブクログ

登場人物が多くて、通勤時に飛び飛びに読んでいると
誰が誰だか分からなくなる(^ ^;
100%読み手側の責任ですが...(^ ^;

また、全体的に今ひとつ「盛り上がりに欠ける」印象なのは、
「昔の事件を掘り起こしている」から...かな?(^ ^;

ただ「昔の事件を掘り起こす」ことに関しては、
すがは下山事件の作者、という感じか(^ ^
老刑事の勘をたよりに、途切れそうな細い糸を手繰り、
市井の人々の「墓場まで持ってく秘密」に斟酌しつつも
事件の本質に迫っていく様は読み応え十分(^ ^

読むときは、じっくりと腰を据えて「一気読み」を
オススメしておきます(^ ^

0
2021年02月16日

Posted by ブクログ

柴田哲孝『赤猫 刑事・片倉康孝 只見線殺人事件』光文社文庫。

柴田哲孝の警察小説。派手さは無く、泥臭い地を這うような執念の捜査が描かれ、最近の警察小説では珍しいタイプではなかろうか。

40年前の魚沼で起きた火災と20年前に練馬区で起きた放火殺人事件との奇妙な繋がりに気付いた定年間近の刑事・片倉康孝は、鍵を握ると思われる鮎子という女性の影を追うが……

本体価格840円
★★★★

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2019年12月13日

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