【感想・ネタバレ】はじめてのOSコードリーディング ――UNIX V6で学ぶカーネルのしくみのレビュー

あらすじ

(概要)
こちらの電子書籍は2013/1に刊行した紙版書籍を電子化したものです。紙版5刷に対応しております。

本書は,Sixth Edition UNIX(UNIX V6)を題材に,OSの全体像をひととおり解説します。UNIX V6は1975年にベル研究所からリリースされたOSですが,近年のOSにも通じる,OSの基本的なアイディアが詰まっており,デバイスドライバも含めて約10,000行という,カーネルの全体を理解するのが難しくないボリュームに収まっています。 UNIXV6で基本的な動作が理解できていれば,新しいOSにたどっていくことも可能となります。本書を通してカーネルのソースコードを読み解くことで,コンピュータシステムの全体像が理解できるようになるでしょう。

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Posted by ブクログ

OSコードという取っ付きにくいテーマに対して、こうゆうキャッチーな雰囲気の本を出すところに、技術評論社のセンスを感じる。
ただ見た目はキャッチーだけど、中身はゴリゴリなので注意。
UNIX V6という、一昔前のOSコードを教材に、カーネルの仕組みを解説している。
どこがUNIX V6に限定した話で、どこが今のUNIXでも共通した話なのかが少しわかりにくかったが、全体通してみればわかりやすい良い本だと思う。
こうゆうテーマを扱った本をどんどん出して欲しい。

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2013年01月30日

Posted by ブクログ

Unix V6のコードを元にプロセス、割り込み、ブロック/キャラクタデバイス、ファイルについて解説されている。コード詳細は理解し切れていないが解説がわかりやすいため、概要は理解した気になれる。何れもUnix系OSにもある概念がどの様に実装されているか例に触れられることが醍醐味。

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2013年07月17日

Posted by ブクログ

UNIX V6の解説書として世界的に有名なLions本は非常に難解であり、コードを読み進める順番の手がかり、実際に読んだ上での理解の確認程度にしか使えない。

一方でBach本は概念を図を用いて分かりやすく説明しており、生々しさには欠けるものの、書籍だけでOSの実装を理解できる良書。

本書はその2冊を良い所取りした内容。実コードを追いながらも、概念部分は図によって分かりやすく解説している。

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2013年01月18日

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