【感想・ネタバレ】<新装版>福音の少年 闇と光を統べるもののレビュー

あらすじ

純粋な創作行為によって生まれた、オタク的なもの、ライトノベル的なものの最良の部分がここにある。「NHKにようこそ」などで大人気の小説家・滝本竜彦氏、賞賛!
魔法使いたちを攻撃した憑かれた者たちをかわすために、自らの魔力を失ってしまった御厨恵。野望を抱くウィズ・シェルナーは、この機会に世界を掌握するための様々な謀略を巡らせていた。それに対抗し、生き残るべく動き出した獣人―インヴォルド・ピープルたち。新たな局面を迎え、全面戦争へと向かう世界。恵と天才的な魔法少女エリカ、そして古の女神の転生であるアナの運命は?書き下ろしで贈る最終巻!巻末に人気小説家・滝本竜彦氏の解説を収録。
本作品は「福音の少年 光と闇を統べるもの」を加筆修正した新装版です。

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Posted by ブクログ

シリーズを通して:
まず圧倒的な量の神話,古代宗教への言及である。メソポタミアの神話にはとくに惚れる。
また、魔法と工学・技術が結びついてSFっぽくなっているのも格別の味わいがある。
そして、登場人物ひとりひとりの魅力である。それぞれに悩みを抱え、その中で最善の選択をしようとするさまが描かれている。少年少女だけではない。オヤジだって考えるのだ。

最終巻について:
そりゃもうすごかった。
解説「ライトノベル的なものの最良の部分」を滝本竜彦氏が書いている。
本書のプロトタイプを当時読んでいて、「あり得ない面白さだった。」
まったくそうだろうと思う。

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2011年08月20日

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