【感想・ネタバレ】キッチンの悪魔――三つ星を越えた男のレビュー

あらすじ

イギリス人で初めてミシュラン三つ星を獲得したフレンチシェフは、料理学校やフランス留学などを経ずに頂点にのぼりつめた異色の人だった。片田舎の貧しい父子家庭で育った著者は、高校中退後、レストランを転々として技術をみがくだけでなく、時には父親仕込みの競馬のネタを武器に、また時には破天荒な人柄を活かして築いた人脈を糧にしながら、次第に夢に近づいていく。ヌーヴェル・キュイジーヌなどの流行に背を向けた独自路線で、ひとつ、ふたつと星を増やし、独立して開いたレストランでついに三つ星を得るまでに駆使したあらゆる知恵が、本書の前半で惜しげもなく描かれる。しかし彼は、生活のすべてをキッチンに注ぎ込んでようやく得た三つ星を、わずか5年で返上してしまった――。美食界の評価主義の弊害や、華やかな業界の裏側にも触れる、孤高のシェフの闘争記。実際にふるまわれていたフルコースを再現できるレシピ付。

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Posted by ブクログ

料理は肉じゃが 「料理会のミックジャガー」とはともにワーキングクラスヒーローということのようですが、キッチンという闘技場で、力と熱量でストーブに向かうあくなき探究心。コラムにある最高の目玉焼きの焼き方にもある通り、モデルの繊細な視点も当たり前ですが、感じる一冊です。

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2026年03月14日

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