あらすじ
隠れたニーズを探り出し、飛躍的発想で生活を豊かにする「デザイン思考」。その方法論を世界に広めた伝説的なIDEOのCEOが、刊行10周年を期に内容を刷新。ネットフリックスが進めるUXデザイン開発からツイッターの成功例まで最新事例を多数盛り込んだ決定版
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
あくまで人間中心であること。
ある製品であれば、その製品を購入し、使用した人にどんな影響を与える事ができるか。
それらを考えること。
Posted by ブクログ
2020.05.07に読み終わりました。
同僚の方のお勧めで読み始めたのですが、「デザイン思考」について多くの具体例をまじえながら記述されています。
現在の職種がデザイナーに関係なくとも重要な考え方が書かれており、大変参考になります。
まずはニーズ探しです。
ニーズを「洞察」「観察」「共感」の観点から明らかにし、需要に変えていくこと。人間を中心として考えることがポイントです。
次にアイデア。
良いアイデアを生むための収束と発散の関係。あと考え方。
そして実際どのように使うのか例が詳しく書かれており、なるほどと感じることも多くありました。
しかし実際に行動に移していくためには一人では難しいように感じました。
デザイン思考は個人ではなくチームで行うことで大きく貢献できていくものです。そういう前提です。
更に広い人的ネットワーク、多くのお金やアイデア、その行動を温かく見守ってくれる周りなどが必要になります。
おそらく中小より大企業がイノベーションを起こしやすいのは事実ですが、普段の生活の中でもデザイン思考は扱えるものなのでまずは小さなことからでもやってみるべきです。
本書の通り、至るところに機会は転がっているはずです。
少し例えがよく分からない事があり、それどう関係するの?と疑問が浮かんでしまう場面もありますが、それは私の頭の柔軟性が足りないからなのでしょう。
普段から洞察や観察を駆使して鍛え上げていく必要がありそうです。
アイデアの出し方の工夫や、様々な観点から見ることの大切さなどが本書には書かれていますのでぜひ参考にしてください。
Posted by ブクログ
デザイン思考の豊富な事例に触れることができたのは有益だったが、各事例においてデザイン思考がどのように役立ったのか、デザイン思考の方法論はどのようなものなのかについての説明が薄かったのは残念。
デザイン思考の趣旨としては、従来型の論理的思考によらない、観察、実験、ストーリーを重視する方法論だと理解。プロダクトやサービス開発への活用が主だと思うが、行政サービスの設計にも使えるのだと思う。この辺りは他の書籍で勉強したい。