【感想・ネタバレ】最後の秘境 皇居の歩き方のレビュー

あらすじ

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古地図と独自資料で迫る、誰も知らない皇居。

江戸城築城から約600年。
徳川将軍家の居城として、江戸文化の中心地として、明治維新の舞台として、太平洋戦争時の大本営として、戦後日本を見守る象徴として、皇居は日本の歴史の中心でした。
深いお濠と神秘的な森に囲まれた「日本最後の秘境」に、歴史探訪家の竹内正浩氏が迫ります。

本書では、皇居を5つの章「皇居東御苑」「皇居外苑(皇居前広場)」「宮殿・宮内庁(西の丸)」「吹上御苑」「北の丸」に分け、それぞれの建築物や遺構が持つ歴史や由来を解き明かします。さらに、まだ誰も目にしたことがない「皇居詳細地図」を収録。いくつかの建築物や遺構の存在や場所は、本邦初公開です。

天守台はもう2m高かった
中雀門の石垣の150年前の本丸火災の跡
徳川家は富士見櫓から花火を見物した
昭和天皇も「うるさい」と頭をかかえた午砲台跡
伏見櫓にあった血染めの畳
田安門と清水門の鬼瓦に残る葵の御紋
「たけ橋」ではなく「みたけ橋」になった深い理由
千鳥ヶ淵のベンチは高射機関砲座だった
――本書には、そんな皇居の秘密が満載です。

ぜひ本書を片手に皇居を歩いてみてください。
歴史の息吹がよりリアルに感じられるはずです。

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Posted by ブクログ

皇居(旧江戸城)について立ち入りができないところを含めて詳細に解説した本。
今まで気づいていなかった場所、もの、その背景にある歴史などが丁寧に説明されていてとても興味深くて勉強になる。本書を持って皇居を歩きたくなります。

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2022年09月14日

Posted by ブクログ

歴史探訪家による、詳細な皇居ガイド本。
第1章 皇居東御苑
第2章 皇居外苑
第3章 宮殿・乾通り
第4章 吹上御苑
第5章 北の丸公園
各章に、あゆみと詳細地図。コラム多数。
口絵にカラー写真。本文中にはモノクロ写真多数。
カラーで皇居全域図・古地図で見る皇居。
江戸城・皇居年表有り、皇居の参観案内、参考文献有り。
年に数回、皇居やその周辺をウォーキングしてましたが、
知らないことが多い・・・少しでも知識をと読みましたところ、
その情報の豊富さと内容には驚くことばかり!
場所や建物の、江戸時代から現在までの変遷が丁寧に解説され、
時代との関連もあり、目から鱗の話がたっぷりと盛り込まれてます。
北の丸公園がかつて軍の施設で犇めいていたこと。
戦前に幼い内親王の御殿、戦後の混乱期に民間のテニス場、
昭和天皇のゴルフ場、馬場、宮殿だった宮内庁の建物等、
公開・非公開にも拘わらず、多くの事実が語られています。
多彩な地図や当時の写真も様々な歴史を見せてくれます。
なるほど、最後の秘境というのも的を得ていますね。
この本を片手に皇居を歩くと、深い歴史を感じられることでしょう。

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2019年12月09日

Posted by ブクログ

時々、仕事上がりに皇居ランに行くのだが、一周5キロのコース左側は常に鬱蒼とした闇である。ところどころアップダウンがあるのたが、地形のことを考える余裕はなく、一緒に走るランナー達の背中に集中している。

ある日、休日の昼間に同じコースを走ってみたら、都内とは思えない景色とダイナミックな地形に驚かされた。木々の合間に見えてくる堀、高石垣、櫓、皇居の一部と思われる重厚な日本風家屋の屋根など。

ランニングしながら感じていた「あの高低差はどこだろう?」「あのイカツイ屋根は何だろう?」といった謎を1つずつ解くように読ませて頂いた。江戸城の中で最も高い場所は天守台てはなく別の場所だったり、吹上御所の中に昔はゴルフ城があったり、沢山新発見があった。

乾通り公開や、新年参賀など、皇居の中に入れる機会もあるることを初めて知った。是非参加してみたい。それまでに何度も走って、皇居を360度の角度から観察してみたい。密かにランニングのモチベーションも上がった。

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2024年06月08日

Posted by ブクログ

昭和から21世紀そして令和、畏怖されるタブーから敬される象徴へと、ようやく意識がスライドしてきた現在。驚嘆すべき考古学対象として皇居をとらえるというのは意義あるアプローチ。

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2019年12月22日

Posted by ブクログ

<目次>
第1章  皇居東御苑
第2章  皇居外苑
第3章  宮殿・乾通り
第4章  吹上御苑
第5章  北の丸公園

<内容>
これだけ皇居関係を詳しく、調べた概説書はないかも。しかも、わかりやすいし、地図や写真もふんだんで、読み物としても面白い。

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2022年11月12日

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