あらすじ
子育て方針は「1人で生きる力をつける」。
「知りたい気持ち」を育てれば、自ら学ぶ子になっていく。
私は子どもを東大に入れようと思って何かをしたことは一度もありません。
・親ナシでもしっかり生きて行けるように鍛えたい
・子どもに色々な体験をさせて喜ばせてあげたい
このような気持ちで日々子育てに取り組みました。
子どもの様子をしっかり観察し、子どもが何かに強い関心を持っていることに気づいたら、
すぐに深く関わらせました。
このことが【自ら学ぶ子】に育った理由かもしれません。
■共働き家庭でも【自ら学ぶ子】が育つ!
・強制しない。タイミングよく誘導する
・叱らない。親の仕事は謝罪と弁償
・本の読み聞かせ方
・本の与え方
・本と実物の両方で学ばせる方法
・夏休みや冬休みは自立と体験のチャンス
・子どもの勉強面への関わり方(小・中・高)
・兄弟はお手本でありコーチでもある
など。
■大学受験生時の教育費はこれだけ!
・長男 5000円/月
・次男 5000円/月
・三男 0円/月
(短期講習を除く)
■「高校・浪人時代の勉強方法」を長男が公開
■親子対談「子どもを勉強好きにする方法」
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ユーモアのあるお母さんで面白い。
なんでもないように書いてるけど、お母さんの努力が素晴らしい。
お子さん達は楽しい幼少期だったんだろうなあ
なかなか真似できないけども、できることから始めたいな。
色々体験させる
一人でも生きていけるようにたくましく
子どもをよく観察する
Posted by ブクログ
賢い子供を育てた母の教育本が好きでよく読むのだけど、その中でもこの本はお気に入り。
筆者の方(母)が個性的な文章を書く飄々とされた方で、教養があって合理的で発想が面白い。
多分ご本人は意図されていないだろうけれど、真面目な文章のところどころでクスリと笑わせてくれる小気味良さがツボだった。
子育て内容としては、子供たちの好奇心や探究心をとにかく引き出すことを重視されている。
本をとにかく買い与え、興味が湧いたもにはすぐに深掘りする、決して押し付けず、あくまで自発的に(と思わせつつ巧みに誘導してる)行動させる。
印象的だったのは食事に関する事項。
直近3、4ヶ月内に同じメニューは出さず色んな食材を使っていつも変化に富んだ料理を作ることにこだわっている点。
毎日メニューが変わるから、食事のときの会話もそこから弾んだそう。
食事をそこまでのこだわりを持っている点が、3人の息子をスタンフォードに入れたアグネスチャンと同じなことも興味深い。
子供を早く自立させようと育てた結果3人とも東大に入ったけれど、学歴に偏重してる教育方針ではないところも共感が持てた。(でも巧みに誘導しているかもしれないが)
とにかく筆者がユニークで久しぶりに教育本で笑わせてもらった。
Posted by ブクログ
面白かったです。
個性的なお母さんで、お子さんから愛されているのがわかりました。これが1番大切ですよね。
子どもたち、特に長男さんに才能があり、弟たちは長男さんを見て勉強したのかな? と正直思ってしまいましたが、真似できるところを真似しようと思います。
・家族でキャンプに行き、役割を与える
・本をたくさん置いておく
・興味がありそうなら、すぐに後押ししてあげる
・20時半でテレビはおわりにする
・小学生時代は、毎日1時間の勉強を習慣にする
Posted by ブクログ
・
息子が6年生になると、
こういう本が気になりだす。
いえ、東大とか狙ってるわけじゃないし、受験崇拝なわけじゃないけれど。
・
けっこう実践的で、こどもを叱らないところとか、すごく共感できる。
図鑑をあげて、興味を持ったら深掘りとか、ゲームは早朝ならやり放題(すぐ頓挫)とか、似たことしてました。
次男くんの、日常生活で実験しちゃうところとか、ホントよくわかります。うちも電球割れたりしてますw
でもわたし、テストのケアとかあんまりしてない…努力不足。
・
このお母さんの「東大に入れるのが目標ではなく、一人で生きていく人間に育てる」が子育ての目標という考えが一致したことが、うれしかった。
・
高い塾には通わせない、お手伝いはしてもらうって、日本の母子家庭のデフォルトなんです。
一般的に高所得の家庭ほど、高学歴という比例式が出来上がってるこの国で、この本はなかなか希望を持たせてくれるものでした。
注)佐藤は学歴主義じゃありません。高偏差値の学校に入れる努力をした、その人間性は素晴らしいと思ってます。
Posted by ブクログ
こういう家庭の子供たちが、東大へ進むのは、とっても納得できる、経験値無限大の別の意味で親の手間とお金(書籍購入費、旅行費、修繕費、飼育費)がものすごくかかる子育ての経験本。帯の通りの教育費だろうが、スカラシップで塾へ通っているし、叱らないかもしれないが、親の神経がすり減って切れそうであるし、なかなか真似は出来そうもない。
P31 本で学ぶ→実物を見る、という順番が大切。
対象物を既にある程度知っているので、
恐怖心ではなく、好奇心が生じる。
P130 テスト対策
1. 社会のテスト勉強は試験3週間前にスタートし、
教科書、ノート、ワークを暗記する
2. 理科のテスト勉強は、試験2週間前にスタートし、
ノート、ワークを暗記すること
3. 国語と英語のテスト勉強は、試験3日前にスタートし
教科書、ノートを暗記すること
4. 実技科目のテスト勉強をするのは、試験前日だけ
点数は60点でよい
5. 数学のワークに一度は目を通しておく
P145 英語
・英作文の問題を解くときは、中学英単語と
中学英文法を使うよう心掛ける
・賛成か反対か?の意見を述べる自由英作文問題は
1. 私は、この考えに反対する。
I don't agree with this idea.
2. なぜなら~だからである。
This is because S V.
3. たしかに一部の人は~と言うかもしれない。
しかし~である。
Sure, some people may say S V. However, S V.
4. よって、私はこの考えに反対する。
So, I don't agree with this idea.
高校文法については、中学生の間にインプット作業を
ほぼ完了していたので、高校生になってからは
アウトプット作業に力を入れた。
公立中学校は英語が好きな人なら1年前後で習得できる
学習事項を3年もかけてダラダラ教える役所。
中学生は、学校を復習の場と考えて、
自宅でどんどん学習を進めるべき。
P151 国語の勉強法
論説文を読むときはプロットを復元しながら
文章を読み進める
1. 第一段落を読む
2. 第一段落で著者が言いたい事(要点)を
30字程度にまとめて余白に書き込む
3. 第二段落を読む
4. 第二段落で著者が言いたい事(要点)を
30字程度にまとめて余白に書き込む
5. 以下繰り返し
設計図を復元しながら文章を読み進めることの効果
1. 文章を一読しただけで
「著者の言いたいこと」「論理の流れ」が頭に入る
設計図を復元しながら文章を読み進めると、
「著者の主張の流れを表すフローチャート」が完成す
P153 古文
主語が無く敬語の多い文が接続助詞「に」「を」「ば」
でつながっていることを特徴とする外国語
古文についても文法と単語の習得を早めに済ませて
長文問題の演習に力を入れる
P178 食事
受験生の楽しみは、勉強以外には食事しかない
Posted by ブクログ
心に残ったのは以下
・本で学ばせてから実物で学ばせる
・興味を示した事があったらタイミングを外さずに深掘りする機会を与える
私も割とやってるけど東大に行くような気はしない…笑。長男の性格的な部分も大きいと思う。お母さんは今で言うワンオペでよく頑張った方だわー。
Posted by ブクログ
・1歳になったらたくさん図鑑。
・小学生、大きな本棚を買う。
(ひみつシリーズ)
・子どもが興味を持ったら即座に誘導する
興味が冷めないうちにより深い学びへ誘導。強制はしない。
・上野に通う
・叱らない。生活習慣と社会のルールは紙芝居で。
・1文字入魂
・子どもの作品をしっかり褒めて飾る。
抽象的で分かりにくい表現→作品の長所を具体的に指摘。
・受験生の楽しみは、勉強以外に食事しかない
・孫は自分の子ではない。他人の子。口出しはしない。
・子どもに様々な経験をさせる。
春は国内旅行(西日本)。GWはキャンプ(県民の森)。初夏は潮干狩り(船橋海浜公園)。夏もキャンプ(川、湖畔)。お盆は海水浴。秋は運動(紅葉、山)。冬はスキー。年末は大掃除とおせち。
・夫婦の連携は、私が頭を使い夫が手足を使った場合にうまくいきました。
Posted by ブクログ
帯を信じてはいけません。
何をもって教育費とするか。
塾代?習い事?家庭での教育ってそれだけじゃありませんよね。
床が抜けそうになるくらい本を所蔵したり、水槽を何台も置いたり、キャンプ道具を揃えたり。
全ての娯楽に教育要素をふんだんに盛り込ませ「洗脳」する。その手法が「こんなことやったな〜」風に書いてあります。
しかし、それも著者の病気のため子どもたちの将来を考えて「自立」を急いだ結果だとのこと、その意気込みは多くの家庭ではなかなか持てないでしょうね。
こういった類の本を読んで思うのはどの家庭も「洗脳上手」なママであるということ!