あらすじ
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「結婚ができるか心配」「息子にクソババアと言われた」「死ぬのが怖い」「若者が会社を辞める」。悩めるすべての大人たちに、ストレートすぎる回答が突き刺さる! 京都・亀岡発、子どもが書いて大人が読む月刊紙「かめおか子ども新聞」の、大人気コーナーが書籍化。
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Posted by ブクログ
サクッと読める!
笑えるものからグサッとくるもの、そして「確かに!」と納得できる解答まで、読んでて面白かった。
「肩こり、頭痛、目のかすみ、白髪…。老化が気になります!」という悩みに、「誰もが通る道です。それをあなただけブーブー言ってるのはどうかと思います。」に吹き出してしまったw
他にも、夫婦の愛が分からないという悩みに、「そのうちもっと年取ってヨボヨボになったら恋愛どころじゃなくなる!」とかw
Posted by ブクログ
ヨシタケシンスケさんのイラストで、興味を持った。大人の疑問に子供が答える本。
かめおか子供新聞の記者はうちの子より大きいと思うけど、こんなにいろいろ返してくるのか。関東住まいの私には、大人の質問に対するを「子供の発想+ 関西弁のノリが良さ=なんでそんな悩んでんねーん!」と元気にはね返してくれていて、ポジティブなヨシタケさんのイラストとよくマッチしている。
大人になってもまだわからないことだらけです…まえがきとあとがきが面白いし、よく考えさせられた。
試しに、本の質問を我が子に聞いてみた。
「「幸せ」ってなんですか。わからなくなりました。」
8歳の娘の答え→やりたいって思うことができること。
シンプルだけど、その通り!母もその答え、もらっちゃおう!って思った。
次にしてみたい質問は
子育てを頑張っていますが、なかなかうまくいきません。「いいお母さん」ってどんなお母さんだと思いますか?って質問。母親の私が思う良い母親像ではなく、子供が望むいいお母さんになれたら良いな。今日は忙しくてなれそうにないから、聞かないでおくけど。
本の印象的なところ
まえがき
大人から届くいろいろな悩み。大人って悩みとかないってずっと思ってたけど、けっこうみんな悩んでるんだなということ。ていうか、悩みすぎやと思うわ、大人。みんな「仕事が」「子育てが」「体型が」「お金が」とか。大体大人がこんなに悩んでるって大丈夫なん?あんまり悩みすぎない方がいいんじゃない?だって悩んでも仕方がないことも沢山あるし、大人が絶望的やったら子供は大人になるのが嫌になるもん!もっと大人には明るく元気に生きてほしい!
あとがき
「子どもは何も知らない」「大人がいつも正しい」は嘘だ。子どもは大人が忘れてきた大切なものをしっかりと持っている。大人同士の議論より、子どもに言われた何気ない言葉に妙に納得したことはないだろうか。バッサリと切り捨てる残酷さの一方で、まるで小さいお坊さんのように世の中を悟っている時や、全てを包み込むような偉大な愛を感じる時もあり、子供とは実に不思議な生き物だと感じる。
今の子供に必要な教育とは何か。それは、「危ないことには関わらない」ではなく、むしろ「色んな人に触れることで、どんな人かを見抜く目や、自己防衛能力を磨く」「自らが人の中に飛び込み、世界を切り開いていく」人間教育なのではないか。
・子どもら外で遊べよ!なんでゲームばっかりなんや?外でもゲームしてるやんか!
→僕らもいろんな場所に探検に行って遊びたいけどそれが無理やねんって!そんなに外で遊んでほしかったら責任持って安全な世の中を作ってください!
・5歳の娘が本当に言うことを聞きません。
→子どもとはそういう生き物です。現実を受け入れるしかない。それが親の試練だと思います。親は子供をコントロールしようとしすぎ!僕らはロボットちゃう。えーやんか別に。大きくなったらいろいろ大変なんやから、今のうちにやらせてあげたら?