【感想・ネタバレ】会社の問題発見、課題設定、問題解決のレビュー

あらすじ

会社経営者必読!あなたにとって、経営における問題とはなんですか?
「問題」を抱える人たちは、なんらか現状とは異なる、理想の姿を持っているのではないでしょうか。何かしら理想の姿を持っていて、それと現実にギャップがあるからこそ「問題がある」と感じるのでしょう。例えばダイエットでも、「太っているので痩せたい」とただ食事を少し我慢したり、運動を始めたりする「なんとなくダイエット」では目立った成果は得られません。減量した後、どのような好ましい変化が起きるのかを想像したり、理想の体重、体型、健康状態はどのあたりなのかをまず規定する必要があります。そして減量する体重量を決め、どうして理想状態より体重が多いのかを分析し、その解決方法を考え、実行するのが順当な流れです。企業経営においても、この「なんとなくダイエット」のような状況をよく見かけます。この状態こそ「問題」ではないでしょうか。現在の経営には、理想の姿を掲げることと、しっかりした分析に基づいた問題解決が不足しています。ですが実際は、理想の将来像(ビジョン)を考え提示することが得意な方は、必要なデータ分析や具体的な実行計画を軽視する傾向があり、データ分析や計画策定が得意な方は現状の改善に意識が向きがちで理想の将来像(ビジョン)を描くことを忘れる傾向があります。本書は、異なる専門性を持った二人の筆者が、その理想の将来像(ビジョン)の提示と、それを実現するためのデータ分析や計画策定の両方を徹底解説します。

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Posted by ブクログ

いい意味で期待を裏切る作品だった。
本書は一見コンサルのフレームワークを紹介するような本のようだが、そのような抽象的な理論本ではなく、世に出回るあらゆる観点の方法論を駆使して、リアリティのある問題解決法を示した本である。加えて、ビジネスにおけるデータ活用事例についても具体的に言及しており、これも本書の価値を築く重要なファクターとなっている。
昨今内容が薄いビジネス書ばかり目の当たりにしているが、本書は対照的に内容が盛りだくさんでとても満足度の高いものであり、加えて現代のトレンドも反映しているので、読む価値のある一冊だと思った。

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2020年03月22日

Posted by ブクログ

好きな内容。壮大で野心的なビジョンを掲げ、その裏では具体的なプランがある。そういうところを目指したい。


■筆者の基本思想
「理想の将来像は挑戦的に高いレベルが提示してあり、できるだけ詳細に具体的に描かれていて、かつ、関わる多くの人々にとって魅力的であることが重要」

野心的で人々をワクワクさせる理想の将来像は、企業に質と量の成長をもたらす。

■ ビジョンアプローチとギャップアプローチ
成熟した企業は売上維持拡大に明け暮れ、ギャップアプローチに奔走している印象。

ビジョンアプローチは理想とする将来像を描き、それの実現に向けて動く。5〜10年先の姿を描く。ギャップアプローチは定量的な目標を設定し、プレッシャーにより駆り立てる。定量的な目標がコミットメントとして示される。

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2019年11月08日

Posted by ブクログ

社内読書会用

全体的には寄せ集め的な感想だが、複数人で読み込むにはいい本だった。
組織のPurposeの自分のPurpos。
どうなりたいか?も大事だが、どうなりたく無いか?から考えるとシンプル。

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2019年12月24日

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