あらすじ
大学進学を機に、谷中でひとり暮らしをすることになった咲。ところが、叔父に紹介されたアパートには江戸時代の料理人の幽霊・惣佑が憑いていた!? 驚きはしたものの、彼の身の上に同情した咲は、幽霊と同居することに。一緒に(?)谷中に住む人たちとの交流を楽しむふたりだが、やがて彼らが抱える悩みを知るようになる。咲は惣佑に習った料理を通してその悩み事を解決していき―― ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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うわっ!
ちょうど、これからって言う所で、終わっちゃったよ。続きが、気になるじゃないの。江戸時代の料理人の幽霊と、現代の女子大生の話。ちょっと、今までに無い感じの話で、面白そう。
Posted by ブクログ
先付を読んだときから口のなかは出汁でいっぱいになった。とにかく味覚の刺激がすごい。嗅覚よりも味覚。私が一番食べたいのは二品目に出てきた「たぬき庵特製蕎麦」
咲ちゃんが触れ合う人たちのちょっとした謎も楽しい。なによりも咲ちゃんの同居人である幽霊の惣佑がさりげない優しさに満ちていて素敵だ。幽霊となっても想い人の安否を気にしていたところに感動した。惣佑の想い人ならば彼女もきっと優しい人だと思う。
咲ちゃんと惣佑が夕日に包まれている表紙も、読後にみるとまた違った思いを抱く。谷中に行ってみたいと思った。夕やけだんだん。歩いてみたい(*^^*)