【感想・ネタバレ】御身のレビュー

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昭和36年頃

藤澤桓夫、今東光、源氏鶏太と立て続けに読んだ。三人に共通しているのは、昭和36年頃には単行本も文庫本も本棚に並んでいたし、各文芸誌でも名前を見ない日はなかったということだろう。電子書籍という新たな市場で、古本でしかお目にかかれない作家の作品に触れることができるのは、大変な喜びである。これからも、どしどし電子書籍化してほしい。昭和30年から40年頃の流行小説に現れる女性の貞操問題は藤澤桓夫でも今東光でも当然のように言及される。そしてこの「御身」に登場する女性主人公が抱える貞操問題もやはり、それが核になっており、三人ともどこか通奏低音が似通っている。

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2022年08月28日

Posted by ブクログ

今まで1番好きな作家は?と聞かれたら迷わず「獅子文六」と答えていたが、これはあやしくなってきた!長谷川がタイプの男過ぎて読んでいて辛かった。こんな素敵な大人の恋愛はじめて。最高としか言いようがない。他の人に勧めるのが惜しいほどきゅんきゅんする最高の作品だった。間違いなく、今まで読んだ恋愛小説の中で1番好き。読み終わったあとは、皆長谷川に恋してるにちがいない。恵文社での素敵な出会いに感謝。

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2020年07月28日

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