【感想・ネタバレ】毒 青酸カリからギンナンまで(PHP文庫)のレビュー

あらすじ

トリカブトはアコニチンという神経毒を含む美しい花で、過去には殺人事件のトリックで用いられたこともある。しかしこの毒草は漢方の処方で用いられる「附子(ぶし)」や「烏頭(うず)」も生み出す。毒と薬は表裏一体の関係にあるのだ。本書は不思議な毒の魔力と魅力に迫るべく、毒の基本知識、毒の分類、毒が変えた歴史、毒と食べ物、犯罪や事件との関係、さらに麻薬と覚醒剤まで、第一人者が平易に解説。 〈内容例〉〇中国の皇帝たちが、不老不死を願って飲んでいた毒とは? ○美容外科で使われる「ボトックス」は世界最強の毒から開発された ○中毒のときの記憶がなくなる、チョウセンアサガオの謎の毒 〇一酸化炭素中毒はなぜ起こる ○覚せい剤は生薬「麻黄(マオウ)」の研究過程から生まれた

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Posted by ブクログ

前半は毒についての知識が多く書かれています。(例えばアルカロイドとは何か?毒の種類、毒物と劇物の違いなど)しかし、中盤は毒の歴史、毒に関わる人物。後半は日本や世界での毒殺事件、薬物に関する筆者の意見が多く書かれていて、少し本題から話が逸れてしまっているのでは?と思ってしまいました。読み物としては非常に面白かったのですが、毒についての知識を知りたいと思っていたので少し残念です。入門書として買うなら他の本の方が良いでしょう。

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2019年10月26日

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