あらすじ
仕事や生活を便利にしてくれる豆知識としての「ライフHACK(ハック)」が話題だ。本書は、ちょっとした工夫で集中力を高め、生産性、効率を飛躍的にあげる脳HACKを紹介する。HACKは、脳のなかで行われている計算、情報処理の最小単位である、と著者は語る。私たちは、数千、数万のHACKを組み合わせて生きている。散歩、ランニング、記憶法、読書、など日々の生活がHACKそのものである。たとえば何も考えず散歩している時こそ「デフォルト・ネットワーク」が働き、新しい着想を得ることができるという。その他の内容例を挙げると ◎「1時間脳セットアップ法」で、行動を習慣化 ◎前頭葉と側頭葉でアイデア会議 ◎思考のリフティングでひらめきをキャッチ ◎「瞬間集中法」を習慣化する ◎すきま時間は、ペンなどを持って身体を動かす ◎シャワーで感覚遮断を行いストレスから解放される 等々 行動を変えれば「脳の神経細胞がつなぎ変わり2週間で習慣化される!」是非、お試しあれ!
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Posted by ブクログ
「弱点を他の能力で補うという考え方を捨てる」など、私の持論とは真逆の言葉もあったけれど、だからこそ知らないことの多い・知ってよかったことの多い一冊となりました。
Posted by ブクログ
脳の科学をもとに、局在部を踏まえた話には説得力があり、幾度も説明されるので分かりやすく、思わずメモをとりたくなった。また、茂木氏の実体験が踏まえられ、茂木氏自身が分析され、無意識の世界を読者にも伝えようという暖かみが感じられた。それらが、まるで茂木氏と対話しているような、こなれた文で読みやすい。
以下は、私の心に響いた内容をあげる。
hack25
モード切り替えは、前頭葉の眼窩前頭皮質が中心で、10%どころか、まだ数%しか使われていない場所。
無意識は、頭で考えてもどうしようもありません。実際に身体を動かすことでしかコントロールできない。
hack29
人間がある状況において、生き生きと熱中している幸せな状態のことを「stugious(ステュディオス)」と表現。
何でもいいから、夢中になってのめり込めるような楽しいこと。
hack30
フローとは、その時にしていることに、完全に浸りきり、集中しているけれどリラックスしている状態。純粋に仕事や勉強、競技に集中している状態を楽しんでいる。
hack42
「私」という意識は、すごく大事なように思えるのですが、脳の働きを考えたときには、「私」を意識しない、無心の状態ということ。
(私と向き合う時間と、無心になっている時間。)脳の使い分けをうまくする。
脳hack77
書くスピードに近い速さでよむ。
会話では、聞くと話すは同じテンポ。だから、読む行為も文章を書く行為と同じ速さで読む。
Posted by ブクログ
脳科学者の茂木健一郎さんによるライフハック本。仕事の生産性を上げる、ストレスを溜めない、脳を効率的に使う、疲れないコミュニケーション、習慣化から読み書きまで、著者が脳科学者なだけに、脳の図を使って脳の中で何が起こっているかの説明もされていて、あまり他のハック本には出ていない内容もちらほら(心理学的な内容も結構ある)。普通のビジネス本より文章量多く、読み応えがあった(特に記憶力に関する部分は勉強になった)。
Posted by ブクログ
コラム1個あたりの内容量が少なすぎる、もっと読みたい、知りたいという内容で面白かった。興味を持たされるだけでなく、ちょっぴり励まされるところも好き。
Posted by ブクログ
脳科学の観点から、行動や考え方についてさまざまなアドバイスがトピックごとに簡潔に書かれている。
内容的には俗に言われていること(笑顔で、ポジティブでいた方が良い、仕事ができる人は運動をしているなど)を脳の働きを混じえて解説していることが多く、新しく得られたことはあまりないかも。