あらすじ
R-指定が日本語ラップの魅力を語り尽くす――。
中学生でヒップホップに出会い、人生が変わった最強のバトルMC。
誰よりも日本語ラップを愛したR-指定がレジェンドたちの名盤・リリック・スキルを妄想&分析して徹底解説!
日本語ラップを愛する全ヘッズに捧げる一冊。
Creepy Nutsや『フリースタイルダンジョン』、『オールナイトニッポン0(ZERO)』で活躍中のR-指定による、
大人気トークイベント「Rの異常な愛情――或る男の日本語ラップについての妄想――」がついに待望の書籍化。
【目次】
第1章Rの異常な愛情
「1時間の遅刻でスタート」
第2章SHINGO★西成と漢 a.k.a. GAMIと「話芸」
「普段のしゃべりと変わらない『話芸』としてのラップ」
第3章 餓鬼レンジャー登場
「YOSHIさんとポチョムキンさんに韻とフロウを学んだ」
第4章般若の生き様
「生身で戦う男としての姿勢」
第5章THA BLUE HERBの旅路
「無数の韻が塊になって襲ってくる」
第6章 00年代のRHYMESTER
「日本語ラップへの偏見と真正面から向き合い続けた」
<特別対談: Mummy-D×R-指定>
【著書プロフィール】
R‐指定
1991年大阪生まれのラッパー。中学生の時に日本語ラップと出会い、リリックを書き始める。
高1で足を踏み入れた梅田サイファーの影響でライブ活動を開始。2012年からはMCバトルの全国大会UMBで3連覇を成し遂げる。
テレビ朝日『フリースタイルダンジョン』では2代目ラスボスとして出演。
また、ニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)』のパーソナリティーを務めるなど活躍の場を広げる。
現在はDJ松永と共にCreepy Nutsとして活動中。
高木“JET”晋一郎(聞き手/構成)
1978年生まれ。富里北中学校卒。男の墓場プロダクション所属。スポーツ新聞記者、音楽誌編集など経てフリー・ライターに。
主にヒップホップ/アイドル/クラブ・ミュージックなど、音楽やカルチャーを中心に執筆。
共著に『おしゃれ野球批評』『ラップのことば』、構成単行本に『サイプレス上野とロベルト吉野のアイドル ライヴ オン ダイレクト』
『ジャポニカヒップホップ練習帳』(サイプレス上野著)など。Twitter@:TKG_JET_SHIN
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ヒップホップ版「私の履歴書」。現在のR-指定を形づくったアーティストや曲についてプレイヤー目線での技術論をベースに、思い入れたっぷりに語っている。ある程度日本語ラップについての知識があるとより楽しめる。
Posted by ブクログ
フリースタイルバトルで名実ともに日本一のR指定による日本語ラップの解説、時々妄想。ヘッズを自称するR指定だけあって、読んでて純粋に楽しかったし、共感する部分も多かった。ライミングやフローの分析はマニアックすぎるぐらいに流石 笑 Creepy Nutsが目指す音楽性のバックグラウンドを知れたのも良かった。
Posted by ブクログ
R指定さんの楽曲やアーティストに対する個人的な考察や思いについて対談形式で綴られている一冊。
まさに異常な愛情。R指定さんのラップ愛が伝わりました。
私は昨今のバトルブームに乗せられて日本語ラップを聞くようになったので、日本のヒップホップ黎明期からの楽曲には疎い分、新鮮さがあり、ロストテクノロジーを知るきっかけになりました。
また、ラップに対しての楽しみ方の幅が広がった気がします。
ヘッズの方はぜひ!
Posted by ブクログ
日本語ラップについて、R-指定さんが異常な愛情で語ってくれる一冊。
初版だったからかいくつか誤字脱字があったのもご愛嬌(笑)
紹介された曲を聴きながら読むと、膨大に時間がかかるけど
それだけ韻や内容に込められた想い、歴史を知れて楽しい!
個人的には漢さんへの好感度が上がり、餓鬼レンジャーと般若さんをもっと好きになった。
RHYMESTERのMummy-Dさんの誰もが認めるラップスキルを改めて認識。
最後にCreepy Nutsの曲が揚げ物に例えられてて笑った。
いつまでもLIVEを大切にする彼らでいてほしいですね。