あらすじ
荒涼とした砂漠に、突如、大花園が出現する。雨季とともに花開き、まもなく消えてしまう幻の花景色だ。南北600キロも花街道がつづく南アフリカ、クリスマスリースのような花束が咲くオーストラリア、世界でもっとも乾燥した大地がピンクの花で敷き詰められるチリ、瑠璃色の花が砂丘を埋めつくすペルー。これらすべての花園を訪ねて地球を何周も巡った写真家が、多種多様な花、そこに生きる人々や動物の姿をカラーで紹介。
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Posted by ブクログ
主人が運転中に聞いてたラジオに写真家の野村さんがゲストとして出演していたそうで、帰宅するなり
「世界の四大花園って知ってる?花園の定義は、360度花園以外のものが見えない状態を言うんだって。南アフリカは600キロ花園が続くんだって!
花焼けって知ってる?花が眩しすぎてサングラスなしじゃ歩けないって!
花酔いって知ってる?花が鮮やか過ぎて頭がクラクラしてくるんだって!」
と大興奮。
ラジオで聞いただけでも、(私なんて主人からまた聞きしただけでも)強烈なインパクト。
さっそく本を手に取ると・・・・
本当に唖然とするような世界が広がっていました。
写真はもちろん素晴らしいのですが、紀行文も素晴らしい。丁寧だしリアリティのある表現で、この人がラジオで話したらそりゃー写真みたくなるわ、という感じ。
実際に現地に訪れたような錯覚に陥ります。。
四大花園はすべて砂漠の中。雨季の時期の降水量が一定量を超えた年だけ、それもほんの短い期間、砂漠に大花園が現れるのです。
自然ってすごい!と素直に感動できる世界です。
新書サイズなので迫力に欠けるんですが・・・
もったいない。
大判パネルで見たーい。