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Posted by ブクログ
この書籍のすばらしさは、公会計を作動させるために日々の基本動作の中で取り組める仕組みを内包する予算仕訳の方法、固定資産台帳の整備と正本化の取組はいずれも作動させる方法を丁寧に分かりやすく説明しており、この本自体が多様な利害関係者を説得する材料となる点です。
私も固定資産の可視化が肝だと思っていましたが、漏れ聞こえる負担感と徒労感の中ではうまくいかなくなると危惧していました(昔の総務省改訂モデル・基準モデルの頃の仕事はちらりとやったことがありますが)。
公認会計士が任期付職員として自治体に入ったことでこのような作動する仕組みが形成できたことは山本さんのまず打ち解けて50人話せる職員をつくるという動きも奏功したものと思います。「公会計って意味あるの?」と思っている自治体職員の方、国で制度設計される総務省の方こそぜひ読んでほしいと思います。