【感想・ネタバレ】女系図でみる日本争乱史(新潮新書)のレビュー

あらすじ

みんな身内の争いだった――母親が誰かに注目した「女系図」を丹念に読み解けば、日本史のややこしい部分がすべてクリアに見えてくる。なぜ中大兄皇子は長い間天皇に即位しなかったのか、応仁の乱の本当の原因は何だったのか、徳川慶喜はなぜ戦わずして降伏したのか。乙巳の変(大化の改新)、新羅親征、壬申の乱、平将門の乱、関ヶ原合戦、戊辰戦争等、日本の転機となった争乱の見方が一変する一冊。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

歴史のエピソードを、一人の女性に起因させる傾城の美女は、小説としては面白いがそうではない、ただし、女系図で見ると、結局は身内の争いであったことが分かりますよ、という切り口の本。
「本当の上流階級は没落しない」というのがよくわかりました。勝者は敗者と婚姻し、恨みつらみを水に流すという日本らしい、在り方が面白いと思いました。

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2021年08月13日

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