【感想・ネタバレ】猫の舌に釘をうて〈青春篇〉のレビュー

あらすじ

“私はこの事件の犯人であり、探偵であり、被害者……”一人三役というアクロバティックな設定が、主人公の手記を通して、変奏されながら明らかになっていく華麗なる本格推理。同時に、この作品は、青春の傷(いた)みをせつなく感じさせる恋愛小説としての魅力も併(あわ)せ持つ(「猫の舌に釘をうて」)。ほかに、郷愁を誘う幻の珠玉短篇集『哀愁新宿円舞曲』を完全収録。

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Posted by ブクログ

その小説という媒体の使い方の常識を打ち破った書き方、そして探偵、犯人、被害者の一人三役という超アクロバットに加え主人公の切ない恋の話まで加わってどんどん感情移入してしまう。またそのアクロバットをジャンプリゾのように記憶喪失という手段を用いることなく、そしてフェアな手掛かりに読者への挑戦状まで入った本格ミステリ的にしっかりと成立させてしまっている。脱帽。同時収録の「哀愁新宿円舞曲」も良かった。泣ける、感動、笑えるなどなど。バラエティたっぷり。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

最初の一行の印象が強烈。
恋愛色が強くて、無理矢理感はあるけど、最初のインパクトで最後まで読み切ってしまった。

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2010年12月01日

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