【感想・ネタバレ】戌神(いぬがみ)はなにを見たか~鬼貫警部事件簿~のレビュー

あらすじ

東京・稲城市の櫟(くぬぎ)林で小日向大輔の刺殺死体が発見された! 物証は、外国人の顔が刻まれた浮彫(レリーフ)と、小日向の胃に未消化のまま残されていた瓦煎餅のみ。捜査陣の地道な努力によって、小日向と同業のカメラマン・坂下護が浮かびあがるが……犯行時刻、坂下は仕事で、乱歩生誕の地・三重県名張市にいたと主張する。アリバイ崩し、遠隔殺人トリック、改綴文(アナグラム)などを盛り込んだ、重量級推理小説!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

アリバイトリックは見事。犯人が述懐するように自分が動いたり、遺体を動かしたりするアリバイは読んだことがあるが、なるほど、それが動くのは初めてだ。余談になってしまうが、この本以外でもこの作者の作品ではいろんな物を動かして、見事なアリバイトリックが披露されている。この作品では江戸川乱歩のふるさとが出てきたりと、一風変わった旅行気分も味わえるのがいい。一粒で二度おいしい感があったのでこの評価。

0
2011年03月14日

「小説」ランキング