【感想・ネタバレ】秘密に満ちた魔石館3のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

いくつかの宝石の性質や宝石言葉にまつわる童話集の第3弾。
まぁ児童書ではあるのだけど,廣嶋玲子さんの作品なので。
それにファンタジー好きにしてみれば,童話とファンタジーには相通ずる物があるわけで。本書で取り上げられている宝石は,サンストーン,アイオライト,エメラルド,フローライト,ブラックオパール,アクアマリンの6つ。
同級生の女子の呪いを打ち破ったサンストーン,金持ちに売られるために幼い頃に集められ美しく育てられた若い女を鳥籠から逃したアイオライト,女王が王位を自分に継がせないことを恨んで呪い殺そうとした甥の王子から贈られたエメラルドの呪いを打ち消すべく,女王に音を感じている竪琴弾きが命に変えて手に入れたオニキスの話。エメラルドは魔性の石(?)でオニキスと組み合わせると魔除けになるらしい。暴君ネロが自分の彫像を彫り出すように命じられたフローライトがそれを拒み結果的にネロを滅ぼす話,部族のシャーマンの後継者として産まれた男に,シャーマンとしての能力を覚醒させたブラックオパール,父の命を奪いその指輪を奪っていった海賊に復讐するために男に扮して海賊に潜入して思いを遂げた娘の元に一度は戻るも,娘が病気になった際に再び奪われ,起こって嵐を呼び漂流して娘に再び会おうとしたアクアマリン。
どれもシンプルな童話ながら,宝石に関連しているというのが興味深い。石は語るのだそうだ。

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2021年12月28日

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