あらすじ
学校でファンが急増中! 「銭天堂」の作者・廣嶋玲子が描く宝石好きに贈るシリーズ、第4弾! 石とはふしぎなものでございますね。あるものはきらめき、あるものはしっとりと艶をおび、またあるものは秘密をいだいている……魔石館の石たちはそうしたものばかり。どうか、彼らの物語をお聞きください。 ●ブラッドストーン――大好きなおじいちゃんから、ドラゴンの卵を託されたマックスは…… ●ラリマー――仕事につかれきったマーサは、水色の石のネックレスにひきつけられ…… ●ガーデンクオーツ――空想世界が好きなヨハンナは、叔父から水晶を贈られて…… ●アレキサンドライト――ロシアの青年・ビクトルは、大金持ちに借金のお願いをするのだが…… ●インカローズ――インディオに傲慢にふるまうスペイン人・ペドロは、村に宝石があると知り…… ●サファイア――「呪われたサファイア」と呼ばれるようになったのは…… 美しく神秘的で、魅力と秘密にあふれた石たちの知られざる物語を6話収録。
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Posted by ブクログ
宝石に選ばれる人、宝石のよさや自分が求めている石に巡り逢いたいと思う内容。やはり自分は他力本願が強い。持っていたとしても自分が変わる訳じゃなくて勇気をもらえる、自分から動かないといけないと教えてくれる内容。もし石に頼るなら取り憑かれてしまう。児童書ならではの教訓にもなっているが銭店堂みたいなザラザラした終わり方ではないので石の持つ力と物語を楽しめる一冊。
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宝石をテーマにしたシリーズ4巻目。この巻では石は人を支えもすれば、良い方にも悪い方にも変えてしまうという話が多い。「ブラッドストーン」では祖父の話に憧れ、話を信じて石を大切にしていたからこそ最後には命が救われ、「ラリマー」では仕事に忙殺されていたマーサを解放して、おおらかな明るい性格へと変えた。「ガーデンクォーツ」は石に依存しすぎて、人格すらも空け渡してしまった。「アレキサンドライト」は屈辱に悩む青年に、実在の皇太后マリアがアレキサンドライトを手渡し、誇りを教える。「インカローズ」は盗人に罰を与える話だとは思うが、よく読むとインカ帝国の末裔達が石を使って帝国の復讐をしている。「サファイア」は愛を求めたり誓ったりしたはずの人々が破滅していく。徐々に魔石館の主人が姿を現すようになってきた。この先はどうなるのだろう。
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児童文学ですが「十年屋」シリーズから好きになりこちらのシリーズも読んでいます。宝石といろいろな国の人間の話です。なかでもガーデンクォーツのお話は切なくも素敵な話でした。シリーズ続編が楽しみです。
Posted by ブクログ
美しい宝石に秘められた様々な物語、第4弾。
美しさの中に秘められた様々な性格。
ガーデンクォーツ、あんなことにならなければいいのにと思っていたのに、、、
因果応報のインカローズは、ちょっとインディ・ジョーンズを思い出すw
宝石って、こんなに種類があるのね。この、シリーズ、まだ続くかな。
続いてほしいな。
Posted by ブクログ
幸せをもたらすか、不幸を呼び寄せるかは、持ち主の心がけ次第。今回のお話も、奥深く、考えさせられるものばかりだった。アレキサンドライトのお話が特に好き☺️
Posted by ブクログ
シリーズ4作目。
本作も6遍の物語で構成されている。
ブラッドストーンの物語は、無駄と見える中にも大事なことが詰まっていることを教えてくれる。
想像力や、冒険は、将来の役に立たないと切り捨てられるべきものではない。
遊びが無駄なんて、立派な人間が言うことじゃない。
机の前のものだけしか見ない人間に、広い世界を知ったり新しいものをうみだすことは難しい。
アレキサンドライトは、プライドとは何かを考えさせる。
「嘲りすらも味方に変えられる強さを持て」と励ます言葉は時に辛い。
そんなに私は強くない、そう思う時もある。
けれども、強さは頑強さだけではない。
しなやかに、たおやかに、緩やかに、美しく。
自分ではマイナスと思っている部分だって私の力になる。
少しだけ視点を広げてみよう。
もうダメだ、と思っていたことが解決できるかもしれない。
邪悪なサファイアの話も面白い。
美しく魅力的なものが必ずしも正しく清らかではないことを示してくる。
人生は難しい。
今日正しいとか良いとか思ったものが明日には一転するかもしれない。
生きていれば一度ならず間違った選択肢を選ぶこともある。
それでもとんでもない間違いを回避するため、私たちはいろいろな物語を聞き、考えに触れ、想像しなければならない。
決めつけは厳禁。
自分の考えに対しても、相手の考えに対しても。