【感想・ネタバレ】秘密に満ちた魔石館2のレビュー

あらすじ

石はすばらしいものです。美しく、神秘的で、魅力と秘密にあふれています。そんな石たちの語る6つの物語に、ゆっくりと耳をかたむけていってくださいませ。魔石館に横たわる6つの石。 ★ラピスラズリ――心からえがきたいと思える絵を完成させた、画家の弟子ホセは……。 ★琥珀――妖精にとりつかれたいとこを助けるために、イーファは……。 ★トパーズ――老人の忠告を聞かずに、たくさんの宝石を手に入れたイシャンは……。 ★翡翠――富のために生贄をささげていた一族。秘密をしった青飛は……。 ★黒真珠――惚れた女性にふさわしい宝石を見つけたアンリだが……。 ★ダイヤモンド――人間の強い欲望によって、つねに争いのもととなってしまう宝石……。ある時は、どきりとさせられ、ある時は、しんみりと感じさせてくれるなど、石は奥深いものです。様々な国や時代を舞台にした、エキゾチックで不思議なお話が6話。充実の短篇集!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ2作品目。こちらも異国情緒が溢れているが、2巻目はファンタジー性や民俗学性が色濃く出ていると思えば、近代を舞台にして現実と交差している内容だ。ラピスラズリを砕いて描かれた絵を製作者と貴族令嬢、妖精伝説を下敷きにした「琥珀」、神秘的な老人から与えられたトパーズで成功するものの自分を見失ってしまった「トパーズ」、一族の呪いを解いた「翡翠」、推理小説にそのままなりそうな内容の「黒真珠」、そして所有者達の憎しみと哀しみを閉じ込めた「ダイヤモンド」エピローグで魔石館の主人が「石は奥深い。愛しさも憎しみも掻き立てる。石をダメにするのも人間なら、本当の意味で輝かせられるのもまた人間」というのは、本当に真理だと思う。その言葉を借りるなら、アルフォンソもイシャンもシルヴィアも、輝かせられる人間なのだろう。イシャンも、心を入れ替えたと思う。最後の「ダイヤモンド」では、ヒトラーが出てきたのにはリアリティがあった。

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2024年03月16日

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