あらすじ
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長野県・蓼科にある小さな森の草に埋もれた薬草店の物語。
ハーブショップ「ハーバルノート・シンプルズ」の店主で、ハーバリスト萩尾エリ子さんの、ハーブに寄り添う暮らしと、そこから紡がれるエッセイ集。
蓼科での四季を追った美しい写真が圧倒的。庭先に咲く花を摘む、香り立つ緑に触れる、紅葉した落ち葉を集める…自然を愛し共存する暮らしは、見て、読んで、優しい気持ちにしてくれるます。
ハーブを役立てる「手だて」と知恵が織り込まれ、植物の力を暮らしに取り入れる入門書としても役立つ一冊。
第一章 冬は野を思い
冬に紡がれたエッセイと、ハーブを活用したレシピ(スープような豆乳チャイほか)と、ハーブとアロマテラピーの手だて
第二章 春の光を手に受けて
春に紡がれたエッセイと、ハーブを活用したレシピ(早春の味 ネトルのスープほか)、ハーブとアロマテラピーの手だて
第三章 夏を謳う
夏に紡がれたエッセイと、ハーブを活用したレシピ(レモンタイムのパウンドケーキほか)、ハーブとアロマテラピーの手だてをご紹介
第四章 秋、愛しき日々は続き
秋に紡がれたエッセイと、ハーブを活用したレシピ(かりんとマローブルーのシロップほか)、ハーブとアロマテラピーの手だて
※本書は2014年に地球丸より刊行されたものを復刊した書籍です
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
私にとってバイブル的な一冊になりました!
内容はエッセイ集。
著者がどの様に生きて、草や花たちと関わって来たのか、その時々の思いが伝わります。
文章が好き!
Posted by ブクログ
ああ。なんて素敵なの。憧れてしまう。軽薄な感想で失礼ですが…なんてしなやかで素敵な方なのだろう。少し述べられていた生い立ちなどからは、どんなにか大変な日々だったろうと、涙が出てしまった。それでも植物は優しくて誰も何も傷つけない。そこに居てくれる、必ずそこに在る強さも持っている。すごいな。この本も、出会えてよかった一冊になった。いつかお店に行ってみたい。『土を喰ふ日々』も読んだからか、何故か長野に惹かれてしまう。今は毎日、目の前のその日を大切にしていきたいな…
Posted by ブクログ
確かな手触り、著者の深い思考と長年の経験に裏打ちされた知識を感じる。営みの中で気づいたこと。情報ぎっしりなのに詩情にあふれる優しい言葉が響く。香りやぬくもり、味、五感をこれだけ動かしてくれる本もなかなか無いだろう。
純粋な作者の思い。
「冬の折々がこんなにも美しいことを、誰かに伝えたくなります」
それにしてもなんと美しい文章だろう。
気負いのない柔らかさ。
これは美しい優しい人が書けるものであって、あこがれるばかりだ。
Posted by ブクログ
親しい人にプレゼントしたくて、いつも何冊かストックしてる。萩尾さんの感性が結晶したような本。
大切に繰り返し読んでる。「八ヶ岳の食卓」より好きかな。