あらすじ
あなたに初めて会ったとき、それがわたしの人生が終わった瞬間だった――わたしはダグ。11年前の夜、巨大なクルミのような形をした小型宇宙船が、町の海沿いにあった海軍基地に墜落した。それはやがて〈物体E〉と呼ばれるようになり、研究所に姿を変えた基地で秘密裏に研究されていた。わたしはそこの警備主任だった。そしてあの日、わたしの部下として新人警備員のあなたが配属されてきた……驚愕のSFサスペンス!
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Posted by ブクログ
エンタメ作品としては優秀。個人的には満点をつけたい。
全体を通して海外の吹き替えドラマを見ているような雰囲気があり、
皮肉のきいた台詞やユニークなキャラクターなどそれが随所に感じられる。
本書はそのキャラクター作りがとても上手い。
主人公や同僚たち、元恋人にいたるまで、丁寧かつ大胆に描写されている。
なので俗っぽい動機やぶっ飛んだ行動に、ツッコミを入れながらも納得ができる。
スリルがありハラハラさせられる展開もさすがだ。
とても楽しく読ませてもらった。
あらすじを読んで惹かれた方は、ぜひ読んでみてほしい。