【感想・ネタバレ】子育てとばして介護かよのレビュー

あらすじ

育児未経験者による“いきなり介護”の日々は、他人事ではない! ―酒井順子(エッセイスト)

31歳で結婚し、仕事に明け暮れた日々。33歳で出産する人生設計を立てていたけれど、気づけば40代に突入! 出産するならもうすぐリミットだし、いろいろ決断し時だな――と思った矢先、なんと義父母の認知症が立て続けに発覚。
仕事の締め切りは待ったなしだし、なんとなくはっきりしない夫の言動にやきもきするし……。そんな現実に直面した著者が、ついに立ち上がる。

久しぶりに会った親が「老いてきたなぁ」と感じた人は必読。
仕事は辞めない、同居もしない。いまの生活に「介護」を組み込むことに成功した著者の、笑いと涙の「同居しない」介護エッセイ。

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Posted by ブクログ

私は親とは離れた遠方に住んでいて、ちょうど今、親の介護認定申請をしている所で、著者の置かれた状況に共感するところが多くて勉強にもなりました。

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2022年10月04日

購入済み

同じ経験

私は親とは離れた遠方に住んでいて、ちょうど今、親の介護認定申請をしている所で、著者の置かれた状況に共感するところが多くて勉強にもなりました。

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2022年10月04日

購入済み

助けられました

両親が、車で3時間のところに2人だけで住んでいます。最近になって、母が体調を崩して入院し、危篤を得てからの奇跡的回復も、家では介護無しでは生活が難しいと言われました。頼れる息子2人については、まず、両親の面倒を見ると言っていた長男は音信不通。で、次男(わたし)にそのすべてが降ってきました。本当に不安マックスで心が折れかかったときに、この本に出会い、非常に救われました。

自分がこれから経験する介護全般の全体像もなんとなくイメージすることができました。そして何より、介護に関しては、時には物事を先回しにすることの大切さや、出来ないことは無理せずケアマネさんとかの専門家を頼ることが大事なことも、勉強になりました。実父は77歳ですが、まだ認知症の気配もなく、介護申請や難病指定等の書類も、ひとりでコツコツ、ミスなく処理していたので、実父がキーパーソン、私がそれを支える、という形になっています。

私たちには子供がいないので、そろそろ不妊クリニックに通うことを考えているところも似ていて、親近感を感じました。私の考えとして、不妊クリニックは妻への負担が大きいので、介護にはあまり関与させないつもりでいます。

このような本を出版してくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。

#ほのぼの #タメになる

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2021年10月23日

Posted by ブクログ

筆者はフリーランスのライター兼編集者をしながら、大学院に通う女性。夫も同業のフリーランス。
結婚を決めた時、33歳で出産すると決めていたが、仕事の忙しさ楽しさが先行してどんどん先送り。気が付いてら夫婦で40代になっていた。

そして、夫の父母、筆者にとっては義父母に認知症の疑いが浮上する。
最初はちょっと物忘れが多いかなと思いつつ、物忘れ外来を受診してくださいといっても、やんわりと拒否され、そのままにしていたら義母の認知症がかなり進行していた(家の中に知らない女性が住み込んでいるという幻想を見るくらい)。

そして、義父にも少しその可能性が、、、。

そこから始まる義父母の介護という現実。
というか、実際には義父母を説得して、介護認定を受けさせ、さらには生活に支障をきたさないように、介護する自分たちの負荷が過剰にならないように、二人に介護サービスを受け入れさせるまでの体験談。

自分は丁度2021年から母の認知症の介護が始まった。作者の体験は自分の体験と一つ一つリンクする。
認知症の初期の人たちは認知症である事を認めないし、うまく取り繕って、本人をあまり知らない人たちには気づかれないように行動できる。

そうそう、そういうのが大変だよなと思う。

介護は誰かがキーマンとなって、介護士、訪問看護師、地域包括スタッフの人たちなどに希望を伝え、先方からの提案に対する判断を行わなければならない一方で、キーマンになるとそういう全部が来るので、親戚からも「まかせた!」みたいに言われてしまう。

そう、僕はまさにキーマンでした。カミさんは支援してくれましたが、やはり義母なので、僕に対する遠慮あるし、僕にとっては実母なので自分が決めないといけないと思っていた。
兄は基本的に僕にお任せモードだった。
この辺りの思いも合い通じるものがあった。

そして、本書では要介護1〜3までの記録。
うちの場合も母は要介護3になったのが4月だった。

そういう点でも経験内容が似ている。

同調できる部分の多い内容でした。

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2024年07月17日

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