【感想・ネタバレ】流されて円楽に 流れつくか圓生にのレビュー

あらすじ

本書は、イメージと違って、六代目三遊亭円楽の貧乏な子供時代、東京下町の貧しい暮らしから世渡り上手になっていく様、五代目圓楽から乞われて弟子になった入門を機会に、周囲から期待され、乞われて、最後には師匠から名前を生存贈与される落語家人生をふりかえるものです。

そして、その人生が上へ上へ漂着するような人生だったと判断した円楽は、六十九歳にしてはじめて、自分の意志で、“止め名”となって封印されている三遊亭圓生という大名跡を襲名することを決意いたします。

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Posted by ブクログ

楽太郎の頃の若々しいすっきりしたかんじや青山学院大学出身という印象から"貧乏育ち"とか"苦労人"とか、"努力の人"というイメージがなかったのでちょっと驚き。落語協会脱退後の圓生のことも、"苦労して、たくさんの旅公演生活で疲弊して亡くなった"的なことが書かれていることが多いが、旅は楽しいし寄席より時間もあって客もよく聞いてくれるし、すごい楽しそうだった、とあってなんか安心。これもやはり近い人から聞かないとわからないなぁと思った。とても面白かった。圓生になれなかったのは残念だなぁ。。

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2024年02月13日

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