【感想・ネタバレ】開成流ロジカル勉強法のレビュー

あらすじ

///大学生・社会人になってからの勉強法とは?///

なぜ「開成流」なのか? というと、名門校には他校にはない独自の秘伝があり、その伝承によって天才は生まれるのではないか? という仮説からである。本書で語られていることはいたってシンプルであるが、本質的である。ストーリーロジックとストラクチャーロジック。まずはこの2つのワードを鍵として勉強法を身に付けてほしい。


【目次】
プロローグ 開成流ロジカル勉強法ってなに?


第1章 可能性を4倍にする勉強法
日本の大学生・社会人はとにかく勉強しない?
勉強の習慣は1日1時間からでOK
4技能を活用して効率を飛躍させる
4技能×ロジカル勉強法
ロジックの種類は2つだけ
「読む」→手軽な読書から始めよ
「聞く」→実は重要な勉強法
「書く」→「必ず伝わる」を会得せよ
「話す」→最強のインプット法
勉強法の王道
ロジカルに「読む」の実践
column 1 1対1暗記術

第2章 ロジカルに「読む」
「読む」ことが、すべての始まり
安易な音読から構造的理解へ
速読は幻想である
筆者の主張―メッセージの存在
筆者の主張―メッセージとはなにか?
筆者の主張―メッセージを捉える
ストーリーロジックを捉える
ストラクチャーロジックを捉える
文章の「目印」を発見する
図表を読み取る
軸を捉え、特徴を掴む
column 2 虫食い暗記術

第3章 ロジカルに「聞く」
「聞く」は非効率なのか?
「聞く」勉強の使い途
「聞く」勉強の危険性
ロジカルに「聞く」なら準備がすべて
80:20の法則の応用
適切な答えが返ってくる問い
拾うべき情報・捨てるべき情報
聞きながらメモをとる方法
隙間時間と映像の活用
ロジカルに「聞く」の実践
column 3 勉強範囲で楽をしない

第4章 ロジカルに「書く」ペンは剣よりも強し
いつ「書く」のか?
作品ではなく、パーツをつくれ
2つの「書く」を身に付ける
文章から箇条書きへ
最強の箇条書きを身に付ける
パワポ型「書く技術」―1スライド1テーマ
図形の意味を決めておく
2つのストーリーを俯瞰する
PCか? 手書きか?
ロジカルに「書く」の実践
column 4 スケジュールのつくり方

第5章 ロジカルに「話す」
「話す」ことが勉強になるのか?
予備校講師はなぜ授業が上手いのか?
弁論部も「話す」のは難しい
「話す」勉強の目的ロジカルな話の上手さとは?
3分間トーク法
アンサーファースト。まず答えから述べる
2Dトークを習得せよ
録音・録画の活用
ロジカルに「話す」の実践

第6章 勉強とは夢であるなぜ「開成流」なのか
ロジックだけでは、人は動かない
弱者のためのロジック
最終的には「質より量」
最強の一夜漬け
勉強で身に付けた型は仕事の基礎になる
知識は忘れても、習慣は忘れない
お金ではなく、「力」を貯める
勉強に夢を持とう

エピローグ 本物の勉強技術を

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Posted by ブクログ

ネタバレ

・読む、聞く、書く、話すの4技能を意識した勉強
・ロジカルは、順次及び分解という方法を用いて多くの人に理解してもらうこと
・受動的に聞く行為は実は重要で、自分では気づいていないことを気づかせてくれたり誤った認識を修正できる恩恵がある
・正論を押し付けても解決にならない。その正論に相手本人の自覚が介在していないから。そのため、正論を押し付ける代わりに、こちらが重要だと思う箇所について説明を求めることで、相手自身が理解・知識不足を認識して話を受け入れてくれる。
・グラフを理解するには軸を捉えることと情報の特徴を探す、最終的に結論を見出すことが重要
・勉強は知識を蓄えるだけでなく、思考力や論理力を鍛えることなので、全てを外部から教えてもらうような質問ばかりをするのは良くない
・書く、においては2パターンあり、箇条書きとパワポ化
箇条書きはストーリーや構造で整理することを意識して、因数分解のように同じ要素を括り出すとわかりやすい
・ロジックとは、自分が用意した分解・順序立てにより、聞き手は理解できるのかという検証をすることでもあり、ロジックを極めるほど聞き手がどのように感じるかどのようなことを思い聞いてくれるかという相手の感情を理解することに長ける
・自分の目的・目標を設定しない限り、今から何をすべきかのスタートと走る方向を決めることはできない。まずはそこから定めて勉強を積み重ねていこう。

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2020年03月08日

Posted by ブクログ

学習をする際に、構造を捉えるという視点が重要であるという認識を提示している。

その構造を捉えることを、Logicalと呼んでいる。

構造は、Story Logicと、Structure Logicの組み合わせで表現される。その構造を、読む、聞く、書く、話すという、学習の4つの側面から言及している。この4つの視点を、バランスさせる必要性にも気づかせてくれる。

「書く」では、箇条書き、図を使った書く(powerpoint)という提案が、参考になった。

「聞く」では、story とstructureで構造化されたContextのどの部分が分からないかで、目的を明確にして、具体化して聞くという視点が、参考になった。で、メモを構造を意識して、書き取るようにしたいと感じた。

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(139p) 拾うべき情報とは「構造に関する情報」です。・・・自分が・・・構造化した内容が、必ずしも正しいとは限りませんし、・・・話を聞くことでより正しい構造に気づく可能性が大いにあります。

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2020年11月15日

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