あらすじ
黒アカネの暴走、世界を終わりへと導く怪獣。
響裕太はある日目を覚ますと、グリッドマンと初めて出会った日に時間が戻っていることに気付く。
何者かの手によって世界が歪められ、同じ時間を繰り返していることを確信した彼は、一度倒した怪獣たちと再び戦いながら、仲間とともにこの繰り返される世界の謎に迫っていく。
鍵を握っているのは、裕太たちの前に現れた黒髪の新条アカネ。“もう一人の神”である彼女が創り出した怪獣が時間を操作していると睨んだ裕太たちは、激闘の末についにその怪獣ガイヤロスを撃破する。ところが、その戦いの直後に裕太は再び始まりの日へと戻されてしまう。しかも、今一度繰り返される時間はさらなる変化を始め、怪獣も多種多様な方法で襲いかかってくるようになる。
一方でもう一人のアカネは自らの存在を確立するべく、次第に本物のアカネの思惑を超えて暴走を始めた。背後で暗躍するのは――アレクシス・ケリヴ。
もう一人のアカネが創り出そうとする、この世界を終わりに導くという怪獣の全貌とは!? そして彼女に世界の選択を迫られた、六花の思いは……。
円谷プロ×TRIGGERの完全新作アニメーション『SSSS.DYNAZENON』の制作も発表されて、ますます盛り上がるSSSS.GRIDMANの公式ノベライズ、第二弾!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感情タグBEST3
ビームの予備動作とか、アニメで映える画も理由を付けて描写する中、カットしてもいいし理由を付けても良かったのに空中で見得を切るスカイグリッドマンがそのまま描写されているのが、小説で特撮ヒーローをやろうという気持ちを感じた。
黒アカネはアンチに一方的な敵意を向けてくるけど、そのアンチは黒アカネを助けるため時空を超えてグリッドナイトに変身する所が熱くて泣いた。
マックスとキャリバーがこれが合体か否かで口論した所が、最後の追い詰められた怪獣と違いグリッドマン達の合体は正真正銘の合体だという所に繋がるのが良かった。