【感想・ネタバレ】愛に惑う冷徹皇帝～囚われの王女は淫らに溺れて～のレビュー

すずね凜 / 北沢きょう

もっとあなたを感じさせて、壊してしまいたい

切ないのに淫靡――厳格な皇帝の不器用な過保護愛

「約束だよ。私だけのものになるって」隣国の皇太子・エーベルハルトと将来を誓い合っていたユリアーネ。しかし、後継者争いに巻き込まれ、ユリアーネは記憶を失ってしまった。冷酷な言動を見せるエーベルハルトに引き取られ優しく労られながらも、唐突に与えられる激しい愉悦に翻弄され、ユリアーネは抗いきれず惹かれていく。だが、叔父を名乗る人物からエーベルハルトの恐ろしい情報が届き……!?

[ころころ · ★★★★★]

切なくて悲しいけれどよいラスト

かわいいカップルのお話かと思いながら読み始めて、次の展開にびっくりしました。
政治的なドロドロも、ヒーローの葛藤とドロドロと優しさとの表現がとてもよくて、ヒロインの素直さも好感が持てます。苦労したけどよかったねぇ、とほろりときちゃうラストで、大満足の作品でした。

個人的には、ヤンを主人公にしたお話も読みたいと思いました。

＃胸キュン ＃切ない ＃感動する