あらすじ
「この地に弱者は不要である」
幻想一刀流御剣家を追放されたソラは
パーティの仲間にもだまされて
魔物・蠅の王のエサにされてしまう
だが絶体絶命のその瞬間
いきなり荒れ狂う力が身体を貫き
ソラは魂喰いの竜として復活した
そして今、奴らに復讐を誓う!
感情タグBEST3
続きが気になってしかたがない
タイトルを初めてみたときは、追放から主人公の秘めたる力が覚醒して無双しながら復讐をしていく・・・、そんな話を想像したわけですが、実際読んでみるととんでもない!
復讐モノという形をとりつつも、それだけに傾倒するのではなく、人々、国家、世界へと話を広げつつ、それぞれの人物を掘り下げつつ、絡み合いながらすれ違いながら展開していく物語に思わず引き込まれてしまいます。
強大な力で相手を圧倒し痛快に復讐を果たすという話ではないので、単純かつ痛快な復讐話を求めている方には物足りなさがあるかもしれません。
ですが、そのかわりに物語に深みと味わい、そして可能性を感じさせられます。
ともすればざまぁの瞬間を盛り上げるための単調な構成になりがちな復讐モノにおいて、今後どのように話が進んでいくのか予測できないドキドキ感と、広がりを感じさせる物語へのワクワク感があり、他の復讐モノと明確に違いを感じる作品になっています。
これはおそらくですが、主人公にとって復讐が最終目標ではなく、なくなった母親の言葉を胸に自分を取り戻すような話なのだろうな、と思います。
それゆえに、復讐一辺倒ではなく、今の主人公が大切と思える人たちとの出会いや、復讐を果たす事で変わっていく人間関係、変わっていく世界と迫り来る脅威の中で、主人公が奔走し、成長していく姿に通常の復讐モノとは異なるカタルシスを感じます。
そのような中で主人公が何を感じ、どのように成長し、何を成し遂げるのか、今一番続きが気になる小説の一つです。
出たら買うと決めていた
現在進行系でなろう一、二位を争う面白さ(個人の感想です(笑))。
まあなろうの感想欄の盛り上がりを見て頂ければ、これがさほど大げさな物言いでもないことは理解していただけるかと。
本が売れないと作者のモチベーションが落ちて連載が止まってしまうことは多いので、早速買います。
イヤ、マジで完結まで行っていただかないと。
Posted by ブクログ
初回限定SS 『お召し替え』スズメを町に保護した後、シールとルナマリアによる脱葉っぱ服。
鬱な出だしから始まるざまぁ?復讐?見返してやる?なストーリー。
ある意味ゲスな主人公だが、自己本位に突っ走ってほしい。
まずは異母兄弟をギャフンを楽しみにします。
サブタイトルが蛇足
母親を亡くし、実力主義の社会でおちこぼれとして育った主人公は歪んだ心のまま実家を追い出され、冒険者になるがその冒険者組合からも追放されるところから物語は始まる。
狭量で視野が狭いが唯一のいいところが短気でない主人公が力に目覚めて復習と自分に言い聞かせて行動に出るが、ただのかまってちゃんなのが面白い。