あらすじ
ひとつの事業は永遠ではない――ビジネスというものは、必ず右肩下がりになる宿命を持っている。企業は倒産に向かって進んでいるといえよう。それを防ぎ、発展させるためには、いったい何が必要なのか。たったひとりで起業し、FANCLをトップブランドに育て上げた著者。彼は倒産を免れるために、どのような手を打ち続けてきたのか。また、彼が経営の第一線を退いてから業績が悪化、10年後に執行役員として経営に復帰し、見事にV字回復を果たす。彼はFANCLを立て直すために、何を社員へ語り、何を行ってきたのか。「この本には、業績が悪化し出したころからV字回復を成し遂げるまで、私が日々感じて社員へ贈ったメッセージが詰まっています。その意味では、『V字回復の軌跡』といえるかもしれません」すべてのビジネスパーソンに贈る、ファウンダーからの珠玉のメッセージ!
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Posted by ブクログ
私はファンケルの化粧品、サプリメントを毎月注文している。
創業者であり会長である池森賢二さん。
社員に向けて書かれたものを集めた本らしいが、これはファンケルファンとしても社会人としても興味深い話だった。
私がむかし、いつだったか忘れたけど、化粧品を作ったきっかけを読んだとき、本当のファンになったのかもしれない。
池森会長が奥さんの肌荒れが化粧品の添加物だと知り、そこから開発した化粧品だと。
いくらこんな化粧品は大変だと思っても、なかなか作れないものだと思う。
だから、すごい。
この本を読んで、たくさん知らなかったファンケルと池森会長の想いを知った。
確かに、池森会長が何度もおっしゃるようにファンケルにはたくさんの独自のもの、他に負けないものがたくさんあるのに、多くの人たちに伝わってないと思う。
私はファンケルの化粧品、サプリメントを愛用しているが、他の事業のこともよく知らなかった。
(アテニアは知ってる。買ったこともある)
ファンケルの理念に共感した人は離れない。
そうだと思う。私もそう。
ファンケルはお肌に優しい、やや高価なイメージがある。
そういう人は買おうとしない。
他の化粧品でもうちょっと安価な化粧品を使っていても特に肌荒れを起こさない人には乗り換える理由がないのだ。
私の場合、ファンケルを使っていて肌が安定してるので、他の化粧品に乗り換えるのは考えられないし、ファンケルが好きだから。
ファンケルは25%の顧客が売上の80%を占めるらしい。
この顧客がファンケル大好き人間なんだろう。
それにしても、池森会長、すごい人だなぁ!