【感想・ネタバレ】県民には買うものがあるのレビュー

あらすじ

滋賀の片田舎に住む私たちは、「JKでヤってない」ってだけでかなり取りこぼしてる。だから廃れたSNSで、ちょうどいい男を探すことに……。都民でも府民でも道民でもない、「県民」の心の底にある揺らぎを掬い取った「R-18文学賞」友近賞受賞作をはじめ、切実すぎるのになんだか残念、でも胸が熱くなる、デビュー短編集。

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Posted by ブクログ

「県民には買うものがある」「ポニー、虹をごらん」「シー・イズ・メイ」「CV:ユキハライッサ」「続きはオフラインで」
R-18文学賞、友近賞受賞作を含んだ5話収録。

表題作は滋賀の片田舎に住む、いわゆる「県民」の女子高生が主人公。

地方都市で生活する者の絶望と、SNSを介しての希望がリアルな心情と共に描かれている。

他、現実の世界で不器用にしか生きられない人達がSNSの仮想空間の中で自己表現をし、なりたい自分になり、悩みながら必死に生きている姿に共感する。

イタくてバカでどうしようもないけど、リアルな人達がそこにいた。

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2023年02月14日

Posted by ブクログ

わたしも「県民」だからわからなくもないけど、ここまでコンプレックス強くはないから、ちょっと冷ややかな目線で読んでしまうのよね。
R18のサイトで読んだ時と結局読んだ印象は変わらなかった。

なんかこう若い子たちの脆さと愚かさを、いい力加減で書いているなぁとは思った。
ご本人がお若いからこその作品が並んでいて、笹井さんの10年後はどんな作品になるのか楽しみだなーと思った。

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2019年05月26日

Posted by ブクログ

県民には〜と、ポニーがとても好きだな、と思った。
他の作品も、登場人物の世界と、それが最後に壊れたり壊したり踏み出したりと、読後感がなんとなく好きな雰囲気だった。

でも私が歳をとったからなのか、県民ではないからなのか、趣味の問題なのか、少し淡々と読んでしまった。かな。

ただポニーはとにかく好き……!
あと所々なんかこの感じわかる!ていう表現がとても好きだなー。

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2019年04月28日

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