あらすじ
「どうすれば新しいビジネスのアイデアや事業プランを思いつきますか?」ソフトバンク社長室長時代、孫正義社長のもとでいくつもの新規事業の立ち上げに携わった著者は、こうした質問を最近よく受けるという。そこで本書の第1章では、新規事業のアイデアやプランを作り出すための切り口として、社会全体の「ムリ・ムダ・ムラ」を見つけ、それをなくすことを提案する。著者は、こうした考え方を「SQM(Social Quality Management)」と名づけた。これまで日本企業は、会社の中の「ムリ・ムダ・ムラ」を取り除き、徹底した効率化と品質管理のもとで優れたプロダクトを製造してきた。その思考を「会社」から「社会」へ広げることで今の時代に求められる事業アイデアやプランが生み出せる、と著者はいう。また、第2章では、「孫社長にとっての常識=SQM時代のビジネス新常識」を、7つの切り口で紹介。第3章では、孫社長に学んだ「新ビジネス立ち上げ必勝法則」を、「アイデア出し→事業プラン作成→戦略の策定→事業プランの検証→サービス開始後の検証・改善」という流れに沿って解説する。
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Posted by ブクログ
ソフトバンク・孫正義会長の右腕として活躍していた著者の体験から抽出された”ビジネス必勝法則”が書かれた本です。具体的なベンチャー企業のビジネスが記載されているので、「こんなサービスがあったのか~。」っと感心して読ませて頂いたり、新旧の思考スイッチ(例 - 旧常識: ”失敗は悪。リスクはとるな” 新常識: "早くたくさん失敗しろ。リスクは飼いならせ")等、読んでいて心に刺さった言葉が多かったです。後半では具体的にどの様にアイデアを出していけばいいのかが書かれておりますので大変参考になります。最後に、PDCAではなくDPCA! 実践してみたいと思います。