【感想・ネタバレ】イチロー・インタビューズ 激闘の軌跡 2000-2019のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2019年12月22日

メジャーに挑戦した2000年から引退した2019年までのイチローのインタビューをまとめた1冊。著者は以前にもイチローのインタービュー集を出しているし、雑誌Numberでも読ませるインタビュー記事を書いているが、本書はその中でも最高のものだと思う。言葉をしっかり選び考えながら答えるイチローに対し、著者...続きを読むもまたしっかりと準備をして臨んい出る。言葉のやり取りは時に鋭く、哲学的で、また時にはユーモアをもってなされる。
超一流のアスリートでありつつ、哲学者的でさえもあるイチローと同時代を過ごせたことは、本当に幸運なことだったと改めて思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年11月09日

抜群に素晴らしいですね。その内容の濃い事濃い事。それでいて、決して読みづらいものでは、全くない。スラスラ読めます。スラスラ読めるのに、何度も立ち止まってしまいます。更に、一度読んでハイ終わり、ではなく、何度でも再読に耐える内容でもある。うむ。素晴らしいですね。

2000年~2019年までの間に、ス...続きを読むポーツジャーナリストの石田雄太さんが、イチロー選手にインタビューした記事を纏めたもの。めちゃくちゃ端的に説明すると、この本は、そういう本です。それだけなんですが、それだけが、とんでもなく面白い。

イチロー選手の言葉の素晴らしさは勿論のこと、それを「引き出した」石田雄太さんのインタビュー方法の素晴らしさも、お見事なものなのでしょうねえ。素晴らしい人物の素晴らしい言葉を、いかに「語らせるか」という事でしょうか。うむ。お見事ですね。

イチロー選手の言葉は、本当に興味深いのですが、彼は決して、難しいことは言っていない、と、思うのです。凄くこう、当たり前のこと、当然の事ばかり、言っている。分かり易いんですよね。独特の言い回しが面白かったりしますが、基本的には、至極真っ当な事を、言っておられると思うのですよね。

でも、それが、あまりにも、面白い。これほどまでに、しっかりとした分かりやすい言葉で、自分という存在を伝えられるものですかね?と驚愕します。全然、なんというか、奇を衒っていない、と、思うのです。イチロー選手の本分は、プロ野球のプレーであり、言葉を語ることではない。それなのに、とんでもないレベルのプロ野球選手であり、その語る言葉も、至極真っ当でありながら抜群に興味深い。本当になあ、とんでもねえなあ、って思いますね。

落合博満さんも、とんでもないプロ野球選手でありながら、圧倒的に真っ当に普通に素晴らしい言葉を数多く話した人だと思うのです。個人的には、プロ野球選手としての落合さんより、中日ドラゴンズの監督、落合監督としての時代のほうが、圧倒的に好きなのですが、落合さんの言葉も、凄く普通。なのに抜群に面白い。

イチロー。落合博満。この二人は、絶対に、似ていると思うのですが、全然対談とかしてないんですよね。二人とも、似すぎているが故に、お互いを受け入れられないのかなあ?とか、変な邪推をしてしまいますが、、、

まあ、なにしろ、このインタビュー本は、とてつもなく面白いです。イチロー選手、本当に素晴らしい。そして、これらの言葉を引き出した石田雄太さんの功績も、本当に素晴らしい。いやもう、自分が死ぬまで読み返し続けることが可能な一冊だと思いますね。

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Posted by ブクログ 2019年12月12日

イチローは世界でもっとも尊敬する人物の一人。彼の目標到達までの考え方を少しでも学びたくて手に取った。

本書を読むまでイチローは、
・鋼鉄のような精神力
・超人的な運動センス
の二つを生まれながらに備えているがゆえに
・年間262本
・プロ通算4367本
という驚異的なヒット記録を打ち立てた認識して...続きを読むいた。

ところが彼は意外にも常人だった。
・悩む
・失敗を引きずる
・孤独を怖がる
・結構酒を飲む(絶対に飲まないと思っていた)
・奥さんが大好き
・なにより野球が大好き

常人どころか、むしろ繊細と言えるかもしれない。
それゆえ、失敗をしないように努力をしてきたのだろう。意外だったが「彼がそうなら自分がそうでも仕方がない」と少し安心した。

彼には遠く及ばないが、
「大好きなことを」
「諦めず」
「前向きに」
「継続すれば」
常人の一歩先へ行けることを再確認させてくれた。

印象に残った部分の抜粋。
「毎日その日の自分にはベストと思うことをやってきた。これ以上やることがない。その積み重ねなんです」

「友だちは宝です。妻も含めて宝です。弓子は妻だし、相談相手でもあるし、ときには後輩みたいになるし、お母さんにもなるけど、友だちでもある。団体行動は嫌いでも、人間、生きていくのにずっと一人ではさすがに寂しい。友だちは小・中学校で1人、高校時代で3人。少ないほうだと思います」

「切り替えたことで結果が出せるなら、切り替えたことに意味がある。そうでありたいけど僕は引きずってしまう」

「よく人より何倍も練習してきたから結果が出るんだって言われますけど、そうじゃない。何倍も努力なんてできっこないんです。ただ、自分の限界を少しだけ超えることを積み重ねてきた。そのことに自信があったから心が折れそうでも泰然としていられたのかもしれません」

「自分の一番の才能は、平常心でプレーすることなどできない、ということを受け入れていることだと思います。常にリラックスした状態でなければ結果が出せないということであれば続けることはできません。平常心でいられなくても逃げ出さずに立ち向かう。これが僕の才能かもしれません」

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Posted by ブクログ 2019年10月26日

内容的に決して悪くはないのですが、これまでのイチローのインタビューを見たり聞いたり読んだりした経験がたくさんある人には、あまり目新しさはないと思います。
400ページ以上もあり、読むのにかけた時間の割には、得るものは少なかったです。

だからといって、イチローの偉大さに変わりはありませんが。

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