あらすじ
血濡れた儀式の果て、ついに完成する黒魔法――！ 私利私欲を貪る貴族たちにより偽りの罪で処刑された元勇者・ラウル。悪と渡り合うには、それ以上の悪になるしかない。王城地下で始まった禁断の黒魔法の儀式。ラウル討伐の大義名分の下、集められた人々の命が生贄に捧げられるといよいよ『一人目』が生み出される……。一方、地上ではラウルが魂の審判によって市民たちの選別を着々と進めていた。しかし、あり得ないはずの予期せぬ声にラウルが振り返ると――。「ラウル…！ 会いたかった……！」 非道な黒魔法の幻惑がラウルの逆鱗に触れる――！
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