あらすじ
世界のお客様を“おもてなし”!?
感動バス、出発進行!
ドラマ化で話題『ある日、アヒルバス』シリーズ!書下ろし〈令和ツアー編〉収録
お客様は全員外国人。おもてなし!で大騒動!? アヒルバスのバスガイドになって12年、いつしかベテランになった高松秀子。恋も仕事も充実…のはずが、後輩に追い抜かれっぱなしの日々。外国人向けオタクツアーのガイドを担当するが、最悪の通訳ガイド・本多光太のおかげでトラブル続発。デコは乗客に、そして自分にも幸せを運ぶことができるのか――!? (『天晴れアヒルバス』改題)
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Posted by ブクログ
「ある日、アヒルバス」の続編。
前作から8年後、初っ端、泣きそうだった。
自分が成長してないようで、企画したツアーが売れてなくて、
ちょっとデコが落ち込んでいた。
でも、恋人もいないのに「お見合いツアー」で世話焼きおばさんをやったり、
後輩の企画では応援したり、一緒に下見をして後押ししたり、
社長に酔って絡んできっかけを作ったりして
十分がんばってるよ、デコ、と言ってあげたかった。
実はデコのことが好きなのかと思っていたバスの運転手、小田切は結婚して子持ちになり、
ピコピコハンマーの鬼、同期の亜紀も結婚して育休中と予想外の展開。
さて、今回外国人対策に雇われたおっさんガイドは、
バスガイド仲間だけでなくガイド先でも鼻つまみ者。
最後の頼みの綱とばかりに、デコと組まされる。
がぐぐぐぐぐ、と怒りながらも
おたくツアーをガイドし、
次第におっさんをお客様の輪にまきこんでいく。
しかも最初に一緒にツアーを回った後、
掛け合いを面白くしたり、
一緒にプリキュラを踊ったりするのがデコらしくて笑えた。
おたくツアーの中身も面白そうだったし、
前作を上回る面白さだった。
そして何より、カレシができたようで良かった。
ただちょっと言わせてもらえば、
豪徳寺の招き猫はねー、
昔はいろんな種類の古い招き猫が置いてあって、
ちょっと怖かったんだよー。