あらすじ
NHKのアナウンサーとして順風にキャリアを重ね、東京勤務になってからは夕方5時の帯ニュース番組を担当し、「さあこれからだ!」という矢先に違法薬物で逮捕。さらに違法という自覚も無く、自分自身で製造まで行っていたという。そんな氏が、そもそもなんで薬物に手を出したのか、依存するようになったのか。後悔と懺悔の独白および、底からのリカバリーなど、自身の経験をこと細かに独記し、薬物使用に対する警鐘本とする。
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Posted by ブクログ
内容は題名のその後について。
NHKのアナウンサーだった人だから言葉や表現を大事にしているんじゃないか。
何度も逡巡して推敲して書かれた本なんじゃないかと感じて大事に読んだ。
人当たりがソフトで美意識が高くて素敵な人なんだろうなとちょっとうっとりしながら読み進めた。
選ばれた企業、職業。プライドと向き合うのは大変だっただろうなあ。
向き合ったからこそ今の素敵な塚本さんがいるんだろうなあ。
ラスト1ページで涙が。NHKを辞めた後でも、夢だった仕事をやり続けている人生について想いを馳せて書かれている。
喪失感でしんどかっただろうなあと失われた「あったはずの人生」を思って悲しくなった。応援しています。