【感想・ネタバレ】奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業―――この生きづらい世の中で「よく生きる」ためにのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

よく生きる=幸福に生きる
自分の裁量内にあるものとそれ以外を区別する。
避けたいものも、自分で避けられるものとそうではないものがある。
自分で避けられないもの(死や病気、貧乏)を避けようとしない。避けようとするから不幸を感じる。
他人に何かを望むのはバカのすること。

他人の評価から逃れる=思い通りにならない典型。
事実と評価を区別する。どう評価するかは自分次第。
自身に起きた出来事を受け入れ、将来の不安を一掃する。
遠くから欲望を投げかけるな。やってくるまで待ちなさい。享受できるのは未来でも過去でもなく、現在の状況だけ。
感情の手前には、判断がある。昔の失敗談を笑われても気にならないのは昔の行動に対して言われていると判断できるから。
他人の不幸と同じように自分の不幸に向き合う=自分の出来事は不幸であっても幸福であっても他人事のようにふるまう。
不測の事態に備える=人やモノ、自分ですらいつかは消えてしまうことを想像しておく。
失ったら、盗られたら、壊れたら、死んだら、神に返したと考える。いつかは返すもの、と心得る。失った、ではなく返した。
快楽を享受するか、享受した後公開するか、どちらがいいか。現在の小さな苦痛が将来の大きな苦痛を回避する。
あらかじめ、生じうる出来事を想像しておく。覚悟を持っておく。
過剰な承認欲求は他人の行動原理の奴隷になる。
事実を把握するところで立ち止まり、価値判断は慎重に行う。
最も幼稚なのは他人の避難。教養のできたものは、他人も自分も非難しない=冷静に事実だけを見つめる。
自己欺瞞=負の感情の根源=自分の都合のいい判断をしていないか、常に警戒する。
欲望を適切に抑えられるかどうか。
賢いと思われたい欲望が、盲目にする。心の外側よりも内側を成長させる。
死を眼前に置く=自分が死ぬこと、を意識に置く。いたずらな欲求に振り回されることはない。

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2022年10月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

奴隷としての人生から生み出した、
『意思だけは絶対的な自由』という彼の哲学。
その説得力には筆舌に尽くしがたいものがある。

「我々次第でないもの」を軽く見る勇気。
これは、『7つの習慣』(スティーブン・コヴィー著)やアドラー心理学の『嫌われる勇気』でも語られている。

あなたの意思は、本当に自分自身の意思であるだろうか。
我々次第でないものに踊らされていないだろうか。

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2021年01月14日

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