【感想・ネタバレ】愛と欲望の三国志のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2019年09月08日

三国志初心者へのガイドブックでもありながら、日本における三国志の受容と変遷をテーマに現代に至るまでを俯瞰する。著者の三国志への愛が全編を貫きつつも、事実や引用資料に基づく研究者の視点で著されており一方的なオタク語りにはならず、また研究論文のような硬さもあまりなく読みやすい。日本における三国志文化の裾...続きを読む野にさらなる広がりを持たせるであろう、新たな三国志研究のスタンダードとも言える。

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Posted by ブクログ 2019年09月08日

筆者の三国志愛が全編に溢れていて、それだけでも読んでいて楽しくなります。吉川英治「三国志」と横山光輝のマンガでしか触れたことはなかったのですが、現代作家だけでなく、こんなに多くのバリエーションの「三国志」があることに驚きました。作家による色の違いと、何故日中戦争当時に吉川英治「三国志」が新聞連載され...続きを読むたのかの考察がとても興味深かったです。
個人的には宮城谷昌光「三国志」を読みたくなりました。
これも個人的にですが「桃園の誓い」がない三国志はやはり読む気がしません。

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Posted by ブクログ 2019年09月05日

日本における三国志の受容を『日本書紀』から現代にかけて綴ったもの。同じ現代新書に雑喉潤『三国志と日本人』があるが、江戸時代の庶民文化への三国志の浸透状況や近代における三国志ブームの背景については、本書の方が記述が多い。

とくに日中戦争期の三国志ブームは、戦時期の社会・風俗を考える上で貴重な指摘で、...続きを読むさらに掘り下げることのできるテーマだと思った。

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