あらすじ
今秋開催のラグビーワールドカップの必携書。「勝利以外は、引き分けも負けも同じだ」。驚異的勝率を記録し、日本開催のワールドカップで空前の三連覇に挑むオールブラックスは、あらゆるスポーツで最も成功したチームと評される。ラグビーW杯を七大会連続で全期間取材し、ラグビーの楽しさと厳しさを知り尽くす著者が、オールブラックス経験者・関係者たちに連続インタビューした本書が描きだすものは、単なる戦術論、組織論にとどまらない。形式ばらない人材育成、人種の壁を越えたチーム作り、生きる意味や価値をNZ国民と分かち合う……本書には強く生きるためのヒントが詰まっている。ただ強いだけじゃない。―大野均(ラグビー日本代表最多キャップ保持者。対オールブラックス戦、二戦先発)すべての色を混ぜ合わせると黒になる。圧倒的強さの象徴である黒のジャージーから学べるものは、何でも吸い取ってしまおう!―大友信彦
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Posted by ブクログ
オールブラックスの強さを記した本は数あるが、ニュージーランドの文化、歴史、生活の視点で国内外のラグビー著名人から語られた物を大変読みやすくまとめられた本だと思う。オールブラックスの強さは謙虚さ、多様性を受け入れるおおらかさ、そして勝ちにこだわる厳しさにある事を改めて知る事が出来た上に、ニュージーランドの区にとしての魅力も感じた。
Posted by ブクログ
ニュージーランドラグビー代表であるオールブラックストがなぜあんなに強いのか、その理由に迫った内容でニュージーランドに関係のある人たちのインタビューが書かれている。ラグビーが文化として根付いているのもあるけど育成という観点から全ての年代の選手を協会が把握しているシステムはすごいと思った。日本では高校、大学行ってからプロに行くのが主流だがニュージーランドでは20歳がプロになる境界らしい。フィジカル的にピークを迎える時期にプロの育成を受けるのは確かに重要だと思った。日本は大学ラグビーが人気だから今後もそんなに変わらないと思うけど高校からそのままプロになる人も増えたらますます強くなるのか。
全ての色を混ぜたら黒になるようにニュージーランドにはアイランダーの人や英国系、イスラム系など多人種国家でその人たちが代表を形成しているって表現は個人的には好き。
エディーの話で最後、2019年の大会でエディー率いるイングランドとニュージーランドの戦いは実現するのだろうかとあったが実際準決勝でイングランドが勝ってて感無量になった。