【感想・ネタバレ】法隆寺を支えた木 [改版]のレビュー

あらすじ

1978年の初版から40年にわたり90回を超える増刷を重ねたロングセラーを読みやすく改版! 貧窮にめげず一子相伝の「宮大工」を生きた西岡氏と、軍隊帰りの厳しい姿勢で農学を究めた小原氏がタッグを組み、世界遺産・法隆寺の奇蹟を解き明かした力作。近年英訳され、欧米の研究機関でも読まれるようになった。ヒノキが生んだ「世界最古の建築物」の謎を易しく解説する、不朽の名著!

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Posted by ブクログ

木は鉄やコンクリートに比べて強度は弱いが、その特徴を踏まえて使えば、長寿命な材料であることが良く分かる。しかし、その特徴を理解して使う難しさ(修行に何年もかかる)も同時にある。日本の大工が千年以上かけて培ってきた木を見る眼、木の育った環境や細胞の向きを踏まえた加工、それが建物を長持ちさせていくことが良く分かる。今残された建物が、末永く残され、この大工の仕事ぶりを感じられる機会ができる限り残されてほしい

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2025年10月29日

Posted by ブクログ

法隆寺、明治神宮に使われているヒノキは吸水率も高く、樹として1300年以上もつのでいかに良質な木か分かった。欅に比べてαセルロース、リグニンが多い。心柱構造、掘立式→礎石式、薬師寺金堂、導管、日本は南北に長く山多いので良質の木材、石は圧縮に強く、木は引張力に強い、散孔材、東大寺、等ガイド役に立つネタが多かった。

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2025年05月10日

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