【感想・ネタバレ】カドのまるいさんかくのレビュー

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レトロゲーム好きという共通の趣味をきっかけに仲良くなった大学の同級生・佐久間と藤井。佐久間が藤井の家に入り浸ってゲーム三昧の日々を過ごしていましたが、突然藤井が酒販店でアルバイトを始め、それから物思いに耽ることが増えたりと少し様子が変。その原因はバイト先の先輩・加地さんにあって……。

人懐っこくてコミュ力が高い大型ワンコ系男子の佐久間、マイペースでちょっと変わり者の藤井、そして酒屋の長男で天然記念物並みにまっすぐな性格の加地。藤井と加地が付き合い始めたことを告白されたときには、「俺たちはなんも変わんないって!」と宣言した佐久間ですが、恋をする藤井が不思議と可愛く見えてきたり、2人で楽しそうにしている藤井と加地の姿に傷ついたりする自分に気付き、戸惑います。ゆるやかに変化していく3人の関係性にハラハラさせられますが、それぞれが自分の気持ちと向き合って答えを見出していく過程が本当に誠実に描かれているので、迷いも切なさ悲しさも全てきらめいて見えて、それが余計に涙を誘います。嫉妬や恨み、執着といった負の感情が描かれなくても、三角関係ってこんなにドラマティックなんだ! と、村上キャンプ先生のストーリーテリング力に改めて驚かされる作品です。

妄想癖のある元プロボクサーのシェフ✕健気なハンバーガーショップオーナーのラブコメ『BANBA BURGER』(ふゅーじょんぷろだくと)や、リーマンとイケメン俳優の幼馴染ラブを描いた『スクリーン』(竹書房)など、コミカルで愛おしさに満ちた世界観が持ち味の村上先生。本作でもその魅力が遺憾なく発揮されています!

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2019年07月29日

優しーい!

悪い奴は1人も出てこなくて、最後までみんな優しいお話でした。

キャンプ先生成分はあとがきで摂取できます。

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